Taste of Achar

ボリウッド映画とインド生活時の忘備録。。。

筋肉見せたがり俳優二代目!John Abraham(ジョン・エイブラハム)

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John Abraham

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このクラスになると代表作、印象に残る作品が多く絞り込むのがなかなか大変です。

デビュー時はただのモデル上がりと認識しておりあまり好きな役者さんではありませんでしたが、その後コメディ⇒ラブストーリー⇒アクションなど幅広く活躍するようになり年を重ねるごとにいい俳優になってきたと思います。流石に3 KhansHrithik Roshanのような超一流の位置にはいませんが、人気のある一流俳優と言っていいでしょう。

経歴

1972年産まれなのでなんと!来年50歳になります。

モデルから俳優業に転向してるのでデビューは2003年とやや遅い。キャリヤ的には中堅にようやく入ってきたといったイメージですが年齢はそこそこ行ってるんですね。

因みにその他1972年産まれの方々は、女優だとNamrata Shirodkar,Pooja Bhatt,Shefali Shahと一昔前の女優さんといったイメージ。男性陣はSushant Singh、Arjun Rampal(彼もモデル出身ですがデビューは2001年と少し早い)、意外なところでKaran Johar、Anurag Kashyapも同い年。

 

ISL(インド・スーパーリーグ)ノースイースト・ユナイテッドFCのオーナー、動物保護についても熱心な菜食主義者(ペスクタリアンなので魚や卵は食べます)であるなど俳優業以外にも取り組んでいる活動家ですね。

因みにノースイースト・ユナイテッドFCには過去に日本のカレン・ロバート選手も在籍。

このJohn Abrahamという名前、あまりインド人ぽくありませんが彼の両親は父がケララ州出身のキリスト教徒、母はグジャラートのIraniなのでゾロアスター教徒。

Johnはクリスチャンの洗礼名、ゾロアスター教の名前はFarhanになります。

父親と弟は建築家で母は専業主婦なので俳優カーストではありません。

 

流石にこの容姿なので噂ではプレイボーイとして認知されてました。

ゴールインはできませんでしたがBipasha Basuとは8年ぐらい付き合ってたので意外と真面目なのかな?

現在は銀行家のPriya Runchalと結婚してますが子供はいないようです。

 

キャリアスタート

バングラ/HIP HOP歌手のJazzy Bのミュージックビデオに出演したことからモデルとしてのキャリアをスタートさせます。

Jazzy B / SURMA


SURMA Punjabi Song | Jazzy B | Sukshinder Shinda | John Abraham | 90's Punjabi Pop Songs

 

モデルのキャリヤは極めて順調で1999年にはGladrags Manhunt Contest Indiaでウィナーになり国際コンテストでは2位になります。

その後もミュージックビデオ、広告、コマーシャルなどトップモデルとして活躍。その際に演技力を付ける為にKishore Namit Kapoorの演技スクールにも通ってますのでこの時から映画界への進出は狙っていたのかもしれませんね。

 

映画デビュー

そして満を持して2003年にJismでデビュー

後にパートナーとなるBipasha Basuと共演のエロティックスリラー

Jism (2003)

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彼女については好き嫌いがわかれますがこの作品のBipashaは妖美で役にマッチしてます。デビューのJohnもなかなかいい演技。

作品はBody Heat'1981/米のリメイクなんですが、Jismの制作メンバー見てたらこの映画Bhattファミリーが絡んでるので納得!得意のパクリサスペンス物です。

 

2003年は計3本に出演も全てBhatt家が絡み全てパクリものです。

3作目のPaapはヒマーチャルプラデーシュ州のスピティバレーを舞台にしておりなんといっても景色が素晴らしい! ヒロインはこの映画でデヴューをしたUdita Goswami

Johnはこの作品で警察の陰謀に巻き込まれるインスペクター役を演じてますが、この後数多く演じることになるインスペクター/メジャーJohnの初めの一歩です。

 

ブレイク

そして2004年にブレイクがやってきます!

Dhoom (2004) 

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現在シリーズ3まで続いているスパーヒットムービーの第一作で初代ヒールを演じてます。同時にこの作品でYash Raj Filmのデヴューも果たすのです!

この映画でのJohnの存在感は文句なし! 主演のAbhishek Bachchanをくってます。

(DhoomシリーズではAbhiは毎回悪役にくわれてますが。。。)

ここでブレイクし今は無きFilmfare Award for Best Performance in a Negative Roleにも初ノミネート。

Dhoomでのブレイクがあり2005年はグッと出演作が増え完全に旬の俳優となります。

相変わらずスリラー系の作品が続きますが、ここでついにコメディデヴュー

Garam Masala (2005) 

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後に名コンビとなるAkshay Kumarと初共演のおバカムービー

元々ダンスはあまりうまくないがこの作品でも微妙なリズム感のダンスを披露してます。

安定期

2006年以降もコンスタントに出演を続けZinda (2006) (※日本の漫画⇒韓国映画化されたオールド・ボーイのリメイク)で2度目のFilmfare Award for Best Performance in a Negative Roleにノミネート。

Baabul (2006)Filmfare Award for Best Supporting Actorにノミネート(このノミネートはちょっと疑わしい。。。)とトップ俳優の一人になりますが、とにかく単独でのスーパーヒットムービーがありません。

 

独自路線へ 

スーパーヒットや賞レースになかなか縁のないJohnですが、本人はそれほど欲していないのでしょう。。

2006年からは恐らく本人のこだわりで作品を選んでいくようになります。

もちろんメインストリームの映画にも出ますが彼の出る作品は基本的にロケを行い、ミュージカルシーンも少ない。。

個人的にJohnモノと選別できる映画をざっと抜いてみました。

Taxi No.9211(2006)
Kabul Express(2006)
No Smoking(2007)
Aashayein(2010)
Madras Cafe(2013)

Taxi No.9211はまたちょっと違う雰囲気になりますが、その他は独特の雰囲気を持った作品。特にKabul Expressは全編タリバン崩壊後のアフガニスタンで撮影されておりこれは世界初だったそう。。

Kabul Express(2006)

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そして現在。。。

なかなか魅力のある作品を続けてきたJohnですが、同時に現在最も得意としているACP , Major、エージェントなどの警察、軍人アクションものに出演していきます。

これらの作品はそこそこの収益を上げますが、基本的には演技力の評価は辛い。

実際House Full2(2012)などのマルチキャストの作品以外でJohnがメインを務めて評価の高い作品はなかなか出てません。

特別ヒットはしませんでしたがそこそこ評判の良かったDostana(2008)以降はあまりパッとしてないような、、。 

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それでもVicky Donor(2012)を初プロデュースしAyushmann Khuranaを世に出し映画も高評価を受けるなど常にチャレンジをしてるんですね。 

 

John Abrahamを観るならこの5作※Dhoom(2003)は除外

Johnの場合、あまりにもジャンルの違う作品に出ているのでどの映画が一番なんてのは無いのです、しいて言えばJohnのACPもので一番いいのはなにか?なんてのは議論になりますね。

 

Water(2005)

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Johnの初期作品としてはベストです、ただしこれはJohnの映画ではなくあくまでSeema BiswasLisa Rayの作品と言えます。

1930年代ガンディー期、インドにある未亡人についてDeepa Mehtaが映画化しました。

インド映画ではありますが、Deepa Methaがカナダ在住ということでアカデミー賞にはカナダ映画としてノミネートされてます。

また、脚本は若き日のAnurag Kashyapが手掛けており一体この人はどれだけの才能をもっているのか?と思わされる作品。

Johnはインド独立思想を持つ青年を演じます、モデル上りの感じはなく重たいテーマに合った演技をそつなくこなしていました。

John好きの方でなくても映画ファンとして必見の一作!

 

Taxi No.9211(2006)

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デビュー以来から大物との共演は経験してきましたが、演技力のあるベテラン俳優とほぼ一対一で共演するというJohnにとってはチャレンジとなる一作。

超曲者俳優であるNana Patekarを相手にしましたが、堂々の演技!ただし配役がかなりJohnにハマってます。

Sameera Reddyがヒロインとして参加してますが、アイテムガール程度の出演なのが残念。

 

Kabul Express(2006)

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アフガニスタンで撮影された半ドキュメンタリーのロードムービー

紛争後とあり流石に公開までもめました。

パキスタン人タリバン兵にパキスタン人、アフガンの運転手役にアフガニスタン人を配役するなど監督の意気込みを感じます。

この作品当たりからJohnは娯楽映画から少し離れた映画への出演を増やしていきます。

 

No Smoking(2007)

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気合の入った制作チームで作った映画ですが、興行的には失敗。

ヨーロッパなど海外での評価はまずまずだったようです。

集中してみていないとよくわからなくなるような作品なのでインドでの評価は分かれますね。


I,Me Aur Main(2013)

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こだわりのある映画に出演をしてきたJohnですが、本作のようなおバカでどうしようもない作品にも出演は続けてます。

いちいち見る必要のない作品とは思いますが、作中のJohnのセリフが笑わせます。

女性に『I Love You...』と言いようられるも平気な顔をして「I Know , I love Me Too」とさらっと言いのけます。ポスターから見ても自分大好き男をチャラっと演じてます。

 

おススメダンスミュージック

そもそも全くダンスはうまく無いJohnですが、経験を積み踊れる俳優ではないがユーモアがあり味のあるシーンを作ります。共演の多いAbhishek Bachchanなんかもこの部類ですね。。。そもそもこの年代にはHrithik Roshanというバケモノがいますので彼らの路線は正しいかも。。。

 Chori Chori / Garam Massala(2005)


Chori Chori Dil Le Gaya Full Video Song : Garam Masala | Akshay Kumar, John Abraham |

背が高い(185cm)のでダンスで体が硬いのが見えてしまう。。

しかしこの作品はそんな真面目なものではないのでAkshay Kumarと合わせてなかなかいい味が出てます。

 

Meter Down / Taxi no.9211(2006)


Meter Down from Taxi no 9211

エンディングでメインの3人が踊るダンスナンバー

初めてJohnをカッコいいと思った映像がコレ!

3人ともイカしてます。

 

Jhak Maar Ke / Desi Boys(2011)


"Jhak Maar Ke Full Song Desi Boyz" | Deepika Padukone | John Abraham

超豪華キャストのおバカ映画ですがよくできた作品。音楽もできがよく手抜きはありません。JohnとDeepikaの掛け合いをこのミュージックシーンに載せており振付がかわいい。特筆はNeeraj Shridharのヴォーカル!流石です。

 

総評

超一流ではありませんが、ボリウッドで独自の立ち位置を確保しています。

最近はアーミー系の映画がやたらと多く他の筋肉系俳優と被り気味、50歳も近いのでそろそろ渋めの役でも活躍してほしいですね。。

最新作はMumbai Saga(2021)

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Emraan Hashmiとの共演ですが、記憶にない!初めてかもしれませんね。

おなじみの犯罪アクション系ですがEmraan Hashmiがインスペクター役なんですよね?Johnは悪役なのかな?

その他の共演はSuniel Shetty、Mahesh Manjrekarとなかなか好みのタイプ。。。

 

今月からついにタイにもボリウッド映画が戻ってきましたので特定の映画館では見ることができます。現在Mumbai Sagaが公開されているので都合がついたら行ってみたいです。

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汚れ役もこなすパンジャーブの演技派 Mahie Gill(マーヒー・ギル)

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Mahie Gill

ニックネームは"Rimpy"

本名はRimpy Kaur Gillなのでここからきているのと、Rimpyとは"Full of Love, Pretty"といった意味があり赤ちゃんの呼び名にすることが多いです。

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映画の配役によって美人なのか?そうでないのか?わからない時があります。※もちろんパンジャーブビューティーです。

ドロ~ンとした目と、口元が特徴的。

年齢(45歳)とキャリアに割に出演作は多くなく、知名度もさほど高くないでしょう。

とにかく一風変わった作品に出演することが多いのでかなり出演作については選んでいるのかもしれませんね。

ラブコメディなどにはほとんど出てなくダンスのイメージもありませんが演技力はピカイチ!特に怪しい映画で妖美な女性をやらせると現役ではボリウッドNo.1かもしれません。

経歴

パンジャーブ州チャンディーガル出身、大学もチャンディーガルなので根っからのチャンディーガルっ子ですね。

チャンディーガルのパンジャーブ大学では演劇の修士までとってますので前述の出演作選びはうなずけます。

因みにこのチャンディーガルのパンジャーブ大学自分も訪問したことがあり、市内のSector14をまるまる使った広大な敷地に広がってます。

 

Gillというファミリーネームですがボリウッドに出演しているパンジャービーでも

Jimmy Sheirgill(本名Jasjit Singh Gill)
Avtar Gill
Priya Gill

がいますが、恐らく皆さんのヒストリーはジャート族でしょう。

ジャートについては2016年に暴動化してニュースになりましたね。

 

大学卒業後、陸軍士官になる為3か月のトレーニングをしてましたがその最中に怪我をしてしまい断念。

その後は大学の演劇などに参加して演技のスキルを磨いていたそうです。

ボリウッドキャリアスタート

そして2003年、『パンジャーブの反乱』(1984)を元にしたボリウッド映画でデヴュー

※『パンジャーブの反乱』についてはコチラで触れてます👇

achar.pssamphran.com

数年は年に1本のペースで出演を続けます。

Khoya Khoya Chand(2007)にもでてますけど記憶にないですね?この作品劇場で見てるんですけど。。。。

 

そして運命の出会い、あるパーティでの出会いが彼女のキャリアを変えます。

奇才Anurag Kashyapと出会い彼の監督作にヒロインとして出演がきまります。

その作品が【Dev.D(2009)】

Devdasのリメイクではありますがよりファンキーな作品となっており、主人公DevとヒロインParoにAbhay DeolとMahie Gillを配役するという見事なキャスティングをしてます。

achar.pssamphran.com

この演技で彼女はFilmfare Critics Award for Best Actress(批評家賞)をいきなり受賞!

映画としては6部門を制覇してます。

全盛期

Dev.Dの翌年2010~2013年はMahie Gillの全盛期と言っていいでしょう。

2010の出演は特別出演のMirchは珍しくアイテムソングでの出演。

実質出演は1本のみ。

しかしこの1本が年間Top1!

サルマン・カーンが演じるチュルブル・パンディーの魅力全快

『Dabangg』

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Mahie Gillは主人公の弟のガールフレンド役で登場。

だらしない弟に惹かれてしまう貧しい田舎教師の娘が板についてます。

出番は多くはないですがこの手の役を演じるのはうまい。

そして本作の監督はAbhinav Singh Kashyap

Dev.DのAnurag Kashyapの弟さんなので彼女の出演に関係してそうですね。

 

2011年はまず

日本映画『運命じゃない人(2005)』からインスパイアされて作られた

『Utt Pataang』で超曲者名優Vinay Pathakと共演。映画はコケましたが、個人的にはなかなか好きな作品です。

単独主演作『Not a Love Story』NeerajGrover殺人事件という実在のバラバラ死体遺棄事件を元に作られた作品。Mahieは身体を張った演技をしており共演のの名コメディアンであるDeepak Dobriyalのキレた演技も見ごたえあります。興行はこけましたが新たなMahieの演技が見れて楽しかったです。

しかしこの年のメインはコチラ

『Saheb, Biwi Aur Gangster』

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現在まで三作ある最初の作品。

旦那様、奥さん、そしてギャング。。。題名の通り主要3人の裏切りに次ぐ裏切りのサスペンススリラー

同じ姓を持つJimmy ShergillとMahieが夫婦役というのがいい。ギャングのRandeep Hoodaもハマり役でしたね。

Mahieは現時点でキャリアベストでしょう。演技は高く評価されFilmfare Award for Best Actressでもノミネート※受賞はVidya Balan(The Dirty Picture)

シリーズは三作までありJimmy ShergillとMahie Gillは全てに出演。

 

2012年

ボリウッド映画には2本出演

Paan Singh Tomar、Dabangg2ともに出演時間が短く見せ場はなし。。

Paan Singh Tomarの監督はSaheb, Biwi Aur と同じTigmanshu Dhulia、Dabangg2は前作にも出演しているのであまり積極的に仕事をする気がなかったのか?

 

2013年

シリーズ第二作『Saheb, Biwi Aur Gangster Returns』

前作のストーリーを引き継いでおり続けてみなくては楽しめない。

本作ではMahie Gillがさらに存在感をましており意気込みを感じます。

どうもストーリーが重くてドロドロしているせいか興行はヒットしませんでした。

 

彼女の出演作はこれ以降みれていませんが、リストを見る限りまだまだ見なくてはいけない作品がありそうです。

今後見るべき作品

2014年以降、彼女の作品が見れていないのですが面白そうな作品いくつかあるようです。見るチャンスがあるかどうかわかりませんが、期待のできそうな作品を書き出してみます。

Wedding Anniversary(2017)

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落ち着いた大人のロマンス映画

どのようなからみになるのかわかりませんがNana Patekar共演だけで見る理由になる。

 

Saheb Biwi aur Gangster 3

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シリーズ第三作

SahebとBiwiは引き続きJimmy ShergillとMahie。

GangsterはRandeep Hooda(1作目)、Irrfun Khan(2作目)と来て今作は超大物!ほぼ本物のギャングSanjay Duttが登場。

前二作を見ている人にはもちろん必見!

未だ見れていないので見る前に前二作を見直す必要がありそうです。

 

まとめ

Dev.Dで初めて見かけて以来、とにかく気になってしまい出演作はひたすらチェックしてました。とにかく不思議なのがものすごい美人に見える時とそうでないときの差が激しく何とも言えない魅力を持った女優さんです。

相変わらず出演本数は少ないですが、一応キャリアは続けてくれそうです。

多くの女優さんが結婚と出産でブランク又は引退をしますが彼女はひとまず大丈夫そうですね。因みに現在シングルマザーで5歳の娘がいますね。

 

現在最新作はWeb ドラマ『1962: The War in the Hills』にDev.Dで共演のAbhay Deolと出演。

中印国境紛争を描いた作品。

監督がMahesh ManjrekarとこちらもDabanggで共演済。(Mahesh Manjrekarは役者として出演)

中国国境紛争(1962)はこの映画👇でも描かれてます。

www.pssamphran.com

なかなか良さそうなんでなんとか見れないものか。。。

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ボリウッドの曲者 Arshad Warsi(アルシャド・ワルスィー)

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Arshad Warsi

見た目からはっきりとわかる曲者俳優。

映画デヴュー当時から見ている魅力的な俳優の一人です。

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主役を演じることはほとんどありませんが、多くの作品で大物俳優と組んで映画の二番手俳優としてサポートしてます。

表現力の優れた俳優で、ギャングやチンピラなどをうまく演じ分けるんですね。

明るいギャングを演じさせればドジで面白い演技をしますし、怖いギャングを演じさせれば目つき鋭く迫力のある演技をします。

経歴

身長168cmと意外と小柄、現在53歳で2児のパパです。

俳優デヴューは1996年(28歳)なので遅かったんですね。彼の持っている雰囲気は演技の質を見ると特に年齢は関係なさそう、どちらかと言えば40代くらいから魅力をはっきしそうなタイプですね。

 

ムンバイ出身のイスラム教徒で実際の名前はWarsiではなくKhan(カーン)だったのですが、イスラムの聖人Waris Pakから名前をとってWarsiになりました。幼少期は体操をしており当時ナショナルレベルにありましたが、暴走族の一員にもなったりといろいろと経験されてきているようです。この辺でグレた原因としては10代半ばで孤児になってますのでその辺にあるかもしれません。それでも17歳で化粧品の訪問販売なんかやってるので頑張って生きていこうとしてたんですね。

キャリアスタート

その後、撮影所での仕事をしながらダンスに興味を持ち始めます。ここからムンバイでダンスグループに参加しインド選手権優勝(商品はヤマハのバイク)⇒世界大会に参加もしてますが、どういったいきさつかわかりませんが1987年にMahesh Bhatt監督作で振付と助監督をしてるんです。ここで映画の世界に入ってくるわけですが俳優としてデヴューをするにはここから数年かかります。

映画デビュー

ダンスの世界大会で得たお金で自身のダンススタジオ『Awesome』を始める。なかなかセンスのあるスタジオ名ですね~、今思えば実に彼らしい。。。

このダンススタジオに参加したのが現在の奥さんMaria Goretti

その後、英国の演劇の振付をし、ついにボリウッド映画(Mahesh Bhatt監督作)の振付をするようになります。

Roop Ki Rani Choron Ka Raja (1993)

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この仕事の後、とあるパーティで映画監督のJoy Augustineに会います。そこでJoy Augustineの次回作の制作を手掛けるABCL Corp. Ltd.(Amitabh Bachchan Corporation Ltd.)へ写真を何点か提出するよう依頼されます。

送った写真が気に入られ彼は俳優デヴューをすることになります。

そのデヴュー作がこちら👇

Tere Mere Sapna(1996)

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この作品ですがArshad Warsi だけでなくChandrachur SinghPriya Gillも共にデヴューのトリプルデヴューを飾る作品。

1996年12月の公開ですが、当時半年近くインドに滞在していた時であり劇場で見ることができました。11月までに大型ムービーの公開ラッシュが続きひとつ落ち着いたタイミングでの公開。年末に帰国予定だったので最後に一本と思いカルカッタの劇場で観賞。

 

本作は一応" Hit " を記録してますが1996年は当たり年でそれ以上に印象に残る作品が多い。しかも自分は前の月にRaja Hindustani(年間No.1)Ghatak(年間No.4)を見ており、FlopはつきましたがSapoot(年間No.14)はとってもわかりやすいアツいインディアンアクションだったのでTere Mere Sapneはほとんど覚えてません。十年以上前にインドでDVDを見つけて買いましたがまだ封も切ってません。

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その後、主役も含めて年間1~2本のペースで出演するも鳴かず飛ばず。。。

 

ブレイク

俳優デヴュー後目立った活躍のなかったArshadに運命の役が飛び込んできます。

2003年、Vidhu Vinod Chopra制作、Rajkumar Hirani監督作

『Munna Bhai M.B.B.S.』

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このコンビは後に3 Idiots(2009)、PK(2014)、Sanju(2018)などインド国内だけでなく世界的ヒット作品を作り出します。Rajkumar Hiraniに至ってはこの作品が初監督作。

簡単に言えばマフィアのボスMunna(Sanjay Dutt)がある事をきっかけにインドで一番の大学の医学部に入学して医者になる!といったものだがこの中にこれでもか!と笑いがありそしてほろりと涙させるシーンを取り入れた名作!

Arshadはそのマフィアのボスの右腕のCircuitを演じます。

この役が見事にハマリ映画も当然Hit!

 

その後の作品ではコメディを中心に多くの作品に出演。

2006年にはMunna Bhai M.B.B.S.の続編Lage Raho Munna Bhai(年間No.2hit)にも出演。

ときどきシリアスなドラマにも出演してますが、Munna Bhai以降のArshad WarsiはほとんどCircuitと同じような演技をしてます。通常一つの役にイメージをつけられるのは役者さんは嫌がるようですが(ジェームス・ボンドがいい例)彼はこのCircuit風の演技をエンジョイしてますね。

 

シリーズものとマルチキャストもの

Munna Bhai以降の作品を見ていくといいサポートキャスとの他にMunna Bhaiの様にシリーズ化された作品と複数の有名キャストが同時に出演しているマルチキャストの作品が目立ちます。

シリーズものではMunna Bhaiの他

Golmaal(4作) 
Ishqiya(2作)  
Dhamaal(2作) 

Jolly LLB(2作)

があります。

どれもそれなりにHitはしてますがGolmaalシリーズはインド最高のシリーズ作品でしょう。

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タイミングが悪くGolmaal Againは見れてませんが、Arshadのベストは二作目のGolmaal Returnsかと思います。しょーもないおバカ振りがすばらしい。

 

マルチキャストものでは

Sunday (2008)
Krazzy 4(2008)
Mr Joe B. Carvalho(2014)

なんかがあげられます。

 

どれもコメディ映画でありArshadは自身の個性前回で演技をしてます。

賞レース

劇インドには数々のAwardがありますが、個人的にはFilmfareが公認と思ってますのでここではFilmfareがらみの話にしておきます。

通算5回のノミネートに受賞は1回

Munna Bhai M.B.B.S. (2004)- Filmfare Award for Best Supporting Actor/ノミネート

初ノミネートだったし当時ほぼ無名、そして受賞したのがKal Ho Naa Ho のSaif Ali Khanなので仕方ない。

 

Hulchul(2005)-Filmfare Award for Best Performance in a Comic Role/ノミネート   

今は無きComic Role Award. ここでもSaif Ali(Hum Tum)に阻まれます。個人的にはSaif AliかAkshay Kumar(Mujhse Shaadi Karogi)でArshadはないですね。


Salaam NamasteFil(2006)-mfare Award for Best Supporting Actor/ノミネート

2004年の受賞を阻まれたSaif Aliとの共演作。受賞はSarkarのAbhishek Bachchanが2年連続の受賞。まあこの年のArshadはないでしょう。恐らく人数合わせに近いノミネート。


Lage Raho Munna Bhai(2007)-Filmfare Award for Best Performance in a Comic Role/受賞  

文句ないでしょう!コメディの大当たり年でライバルが多かったですが、Circuitの個性がずば抜けてました。


Ishqiya(2011)-Filmfare Award for Best Supporting Actor/ノミネート

UdaanのRonit Royが受賞。Udaanは未見なので何とも言えませんが、Emraan Hashmi(Once Upon a Time in Mumbaai)でよかったのでは?Arshadの演技もすごく良かったですがこの年は激戦でしたね。

 

Arshad Warsiをみるならこの作品3選

Lage Raho Munna Bhai(2006)

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Arshad出演では最大にヒット作。

Circuitの演技は前作よりパワーアップしておりさらに馴染んでます。

前回はマフィアのボスが医学部に入る為秀才の受験生を脅して替え玉合格しましたが、今回はラジオのガンディークイズをパスするために歴史学者を拉致してくるなどします。ちょっと漫画の『GTO』を思わせますね。

Arshadの役柄は前作同様、ボスをサポートするためには合法、非合法に関係なく何でもやります。

しかしこの作品はギャング映画ではなくあくまで愛と笑いの映画です。

 

Ishqiya(2010)

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Arshadが出演している作品の中ではベストのひとつ。

Vishal Bhardwajが制作に関わっており作品としてはBhardwaj物と言っていいでしょう。

ストーリーの展開が面白く、Vidya Balan、Naseeruddin Shahが流石の演技。

 

Golmaal Returns (2008)

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実際に劇場鑑賞しており観客の大爆笑の中にいたので少し盛っている部分もあると思いますがこれも見るべき作品でしょう。

シリーズ4作の中では一番Arshad節が出ていると思います。

ウッタラカンドのリシケシュはRamaシアターでみましたが、もう大爆笑に次ぐ大爆笑で凄い盛り上がりでした。

個人的な感想ですがこのRamaシアターのようなローカルの古い映画館のほうが笑いや盛り上がりがシンプルです。デリーなどの都市部で特にPVRのようなシネコンで見る雰囲気とは客層も違う(シネコンは高い)のでだいぶ違うでしょう。デリーで見るにはやはりShielaシアターがベスト。

こういう映画はやはりローカルシアターで見るのがいい。

ストーリーには深い意味はなく自分もお笑いシーンくらいしか覚えてません。

元々ダンサーであったArshadもノリノリで踊ってます。


www.youtube.com

 

まとめ

とにかく独特の雰囲気を持ち普通に話すだけで笑わせてくれるArshad Warsi。

年をとっても衰えることはないと思いますのでこれからもばりばり出演してほしいですね。

 

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『好きなボリウッドソング10選』

はてなブログ10周年特別お題「好きな◯◯10選

みなさんこんにちは。

完全に自己満足であり、最近すっかり離れてしまっているボリウッド世界観に浸りたくボリウッドソング10曲選んでみました。

※あくまで10選なので番号は順位付けではありません。

※同じ作品から2曲は選出しない。

1. Aaye Ho Meri Zindagi Mein -Raja Hindustani(1996)

同じ映画内で映画のメインソングPardesi Pardesiがありますが、この曲を外すわけにはいきません!

女性バージョンではAlka Yagnikが歌っておりますが、やはり男性バージョン/Udit Narayanがいい!

映画の挿入歌なので映画挿入場面やダンスなどが含まれての評価となりますが全てが素晴らしい!「あなたは私の人生にやってきた」といった意味。非常にシンプルな恋の歌で主人公同士の恋の始まりを歌ってます。

生涯聞き続ける曲でしょう。

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2. Kaavaan Kaavaan-Monsoon Wedding(2001) 

2曲目はSukhwinder Singhが自ら作曲し歌い上げるこの曲。

曲の構成が凄い!Sukhwinder兄貴が一人で全て作り上げたわけではないと思いますが、すばらしい才能です。兄貴のややしゃがれ声にもマッチしておりバックコーラスの素人臭さもいい。

当時はそこまで評価されていなかったと思いますが、やはり名曲なんでしょう!Lucknow Central(2017) で詩を変えて使われてました。

映画内ではエンディングで使われてます。

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3. Udein Jab Jab Zulfen Teri-Naya Daur (1957)

次はクラシック映画から

レジェンドDilip Kumar主演、Vyjayanthimala共演

曲名から来るように爽やかな曲に爽やかな歌詞、そしてDilip Kumar。。。。

文句ありません。

この曲はKya Love Story Hai(2007)の中で"It's Rocking"という曲名でカバーされてます。

曲の雰囲気はダンス調に変わりますが原曲がいいせいかこちらもなかなかいいです。しかし映画はかなりひどいので間違ってもみないように。。。

singerは若き日のAsha Bhosle,とMohammed Rafiのゴールデンコンビ。

因みにAsha Bhosleは未だ現役です。

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4. Chaiyya Chaiyya-Dil Se..(1998)

もしかしたら今までで一番聞いた曲かも。。

作曲は世界のA. R. Rahman

sigerは再びSukhwinder Singh

作中Shah Rukh Khanが汽車の屋根に乗りカシミールへ移動するシーンでかかります。アイテムガールとしてMalaika Aroraが登場!

Sukhwinder、SRK、Malaikaの3人にとってもキャリヤの中でこの曲は外せないでしょうあ。

山で山頂に向かう前や、山スキーでドロップインする前に聞くとテンションが上がります。

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5. Yeh Dosti-Sholay(1975)

やはり男としてこれも外せない!

傑作Sholayの超有名シーン!

DharmendraとAmitabh Bachchanがサイドカーに乗ってかっ飛ばすこの曲はインドのfriendship day(毎年8月第一日曜)ではよくかかります。

後に二人の息子であるBobby DeolとAbhishek BachchanがJhoom Barabar Jhoom(2007)で同じシーンをコピーしました。役者が違い完全にコメディでしたが、やはりDeolとBachchanが組むのはいい!

singerはKishore Kumarと Manna Dey

Manna Deyの事はあまり知りませんが、Kishore KumarはMohammed Rafiと並ぶボリウッドsingerのレジェンド。

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多くのインド人もそうだと思いますが名曲を選ぶ時どうしても古い映画が出てきます。

ですが2000年代以降もジャンルじゃ大きく変わりますが優れた曲はなかなか多いのです。

 

6. Ekwari Tak Le-Bichhoo(2000)

お笑い枠ではありません。

MVを一番見たのはこの曲でしょう。

全く優れたところがないかもしれない。。

Bichhooから20年経ちますが、自分の友人はこの曲のMVを見ると未だに腹を抱えて笑ってします。しかし楽しめる条件として映画をサラっとでも見ておくこととBobby Deolを知っていること。この条件が満たされていないとただのB級映画の1シーンになってしまいます。

この曲も死ぬまでに最低年に1回は見て笑うでしょう。

singerはHarry Anand,とSunidhi Chauhan。

Sunidhi Chauhanは説明不要!インドの歌姫ですがHarry Anandの事は知りません。

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7. Chhod Do Aanchal, Zamana Kya Kahega-Paying Guest(1957)

またまたクラシック映画から

監督はSubodh Mukherjee(Rani Mukherjeeの大伯父)、主演Dev Anand、共演Nutanと華のあるキャストが出演!

singerは前述済の二人、Kishore Kumar, Asha Bhosleのスーパーゴールデンコンビ。

この曲は2003年にBombay Vikingsがカバーしており、ロック&ヒップホップ調に仕上がったノリのいい曲でこちらのカバーバージョンも素晴らしい!

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8. Ankahee-Lootera(2013)

比較的新しい曲で今まで選出した曲の中ではちょっと暗い曲。

単純に曲がいいですよね。。。

映画にマッチした哀愁漂う感じが印象的です。

singerはAmitabh Bhattacharya

この人、作詞家としてはほぼ映画音楽の頂点にいますがたまに歌うんですよね。

声が柔らかく旨いんです。この曲も作詞してます。

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9. Manohari-Baahubali: The Beginning(2014)

Baahubaliはボリウッド映画ではないので厳密には選にはいれてはいけませんが、この曲Hindiバージョンもあるので入れてしまいます。

映画は説明不要!日本でもヒットしたモンスタームービー!

そのBaahubaliからの一曲。

城を抜け出した王が酒場で庶民と酒を飲み酔っ払って踊り子と踊る曲。

なんといっても踊り子3人のクオリティが高い!

4言語でのバージョンがありますが個人的にはテルグ語のオリジナルバージョンが一番いい。

singerはMohana Bhogarajuと LV Revanth

Mohanaはデビュー3年目の若手、彼女はTamilバージョンも歌ってます。

LV RevanthはTVショーで優勝してこの世界に入ったそうですがなかなかいい声してます。

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10. Bahara-I Hate Luv Storys(2010)

どうしてもShreya Ghoshalを一曲いれたいのでチョイス。

映画は主演Imran Khan , Sonam Kapoorの普通のラブコメディ。

友人の奥さんがあまりにも薦めるので見に行ってしまいました。

確かに悪くない映画ですが自分はこの曲の印象が強い。

Shreya Ghoshalは相変わらず素晴らしい歌声を披露しており映画のシーンにうまく挿入してます。

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-Ghajini / गजनी (2008)-

Bollywood No.033

Ghajini / गजनी (2008)

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-DVD鑑賞-

久しぶりの観賞、たぶん7~8年ぶりでしょう。

100カロールクラブ(インド国内での興行収入純利益100億ルピー)を達成した最初の作品、もちろん2008年のNo.1 HIT !

 

公開当時はインド北部のHarsilに滞在。

雪で道路が通行禁止になる前に例年通りRishikeshの友人宅に12月の頭から滞在していたところ、その年の12月25日公開の本作のプロモーションが派手に行われていたのです。(宣伝費は当時では過去最高額を費やしてます)

テレビや広告などで一日に何度もGhajiniのプロモーションを目にしており、公開前には映画のサウンドトラックなども買ってしまってました。

もちろん友人とは公開初日にRishikeshの町にあるRamaシアターで観よう!なんて言い合ってたのですが。。。。

Rishikesh生まれで生粋のRishikesh人である友人があらゆる手を使っても最初の週のチケットが手に入らないのです。 

友人の記憶によるとこんな事は【Kabhi Khushi Kabhie Gham...(2000)】以来とのこと。

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そして公開2週目に何とか見ることができたGhajini、宣伝の大きさに引けをとらない素晴らしい作品でした。

テキトーに解説

まずこの作品ですが、ハリウッド映画【Memento(2000)】からインスパイアされて作ったタミル映画【Ghajini(2005)】のリメイク。

タミル版の関係者から版権の問題で公開までごちゃごちゃありました。そもそも監督、脚本、メインキャストの一部が同じであり何をそんなに揉めるのか?と思いましたが、なんで今更著作権がどうだこうだ!ともめるのだろう、、、最終的に予定通り公開されたのでお金で解決したんでしょう。。。

この物語は医学生のSunita(Jiah Khan)が大学のケース・スタディのリストにあった一人の男に目をつけるとこから始まる。

その男の名はSanjay Singhania(Aamir Khan)、症状はAnterograde amnesia(日本語で前向性健忘症というらしいです)で短い時間(15分)しか記憶が保存されないという症状。

Sunitaのグループは彼を対象に研究を申し出るも教授には却下をされてしまう。

 

Sanjayは恋人を殺された復讐をすべくGhajiniという名を追い求めていた。

記憶が15分しか続かないため、必要時にはポラロイドカメラで撮った人物がだれなのかメモをした写真を身に着けており、自宅には復讐についてのあらゆるデータやメッセージを残していた。特に重要なことは自ら体に彫ってレコードを残していたので冒頭の画像のような体になる。

この辺まではオリジナルである【Memento】と同じような流れ。。

 

ある時、SanjayはGhajiniの部下を殺した後に現場に残してしまった路線バスのチケットから警察に自宅をつかまれてしまう。

そしてなぜかここに一人で乗り込むインスペクターArjun(Riyaz Khan)。。

不意を突き部屋にいたSanjayを確保、その後異様な雰囲気の室内をビビりながら捜索するうちに『Air Voice 2005』と書かれた日記を発見。

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すでに突っ込みどころ満載の状況ではあるが、なかなか緊迫した流れできており突っ込まず。

 

そしてArjunはこの日記を読み始め回想シーンに入ります。。

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Sanjayは携帯電話の大手Air Voiceの社長であった。

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ひょんなことから女優志望のKalpana(Asin)「私はAir Voiceの社長Sanjay Singhaniaのガールフレンド!」だと嘘のニュースを流され、そのクレームをつけるためにSanjayはKalpanaを訪ねる。しかしその場では自分の身分を明かすことができず、逆に元気で明るく優しい女性であるKalpanaに惹かれていってしまう。

結果、正体を明かすことができず俳優志望のSachinだとごまかすことになる。

この後も付き合いを続けるうちに惹かれあう二人、、、Sanjyaは2005年の大みそかのパーティの帰りにKalpanaに告白をするがKalpanaは1日待ってほしいとバスを降りる。。

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Sanjayはこの時、Kalpanaの返事がOKなら身分を明かすがNOの場合は身分を明かさずそのまま消えようとしていた。。。

 

ここで2005年の日記が終わってしまいインスペクターArjunはその後が気になり半分気を失っているSanjyaのほほをひっぱたき「オイ!日記の続きはどこにある!?出しやがれ!」と問い詰めます。・・・インスペクターなんだから日記の続きより先にやることがあるだろう?とここでも激しく突っ込むことができます。

引き続き家探しをした挙句2006年の日記を見つけたところSanjayが覚醒しArjunは逆襲を受け捕獲されてしまいます。

 

ここから場面は現在に。。。

 

SanjayはGhajiniが製薬会社を経営しており、ある日 大学で講演をする情報を得る。その大学はSunitaの通う大学でありそこでSunitaはSanjayと再会をする(SunitaはすでにSanjayと出会っており自身の写真に"Friend"とメモをして持っていた)。SanjayはSunitaに声を掛けられるも「誰だこの子は?」といった表情、Sunitaもさっさと写真を見せればいいのに!と思っていたがこの辺はまだ経験が浅いのかすぐには出せずなんとも中途半端なやり取りなってしまう。

講演がはじまりここでついにSanjayはGhajini(Pradeep Rawat)の写真を入手。

すぐに行動に移すもここではGhajiniと間違えて側近の一人を倒すのみとなる。

 

ますますSanjayに興味をもったSunitaはSanjayの住居を突き止め無断で住居へ侵入、そこでSanjayはGhajiniを殺そうとしていることを知り、またとらわれていたArjunを偶然発見。ここでタイミング悪くSanjayが戻ってくるのだが、なぜかArjunが逃走!・・・あんた警官でしょう?相手が強いからってマンションから出てもひたすら逃走を続けるのはなんなんだろう?

結果Arjunは逃走中に車に衝突して死んでしまう。

 

ここからは細かいところでストーリーのテンポがあがります。一応すこしは大事なところなので目は話せません。

  • SunitaはGhajiniに命を狙われてることを忠告⇒しかしこの電話はGhajini宅に侵入していたSanjayに聞かれてしまう。
  • そこでSanjayはSunitaもターゲットに⇒Sanjay大学の女子寮に侵入も閉じ込められ警察に連行される。

落ち着いたSunitaはSanjay宅より日記も持ち出してきたことを思い出します。まず2005年の日記を読み終えたのち2006年の日記なりここからはまた回想シーンへ。

 

冒頭でこの作品のメインになる音楽である"Guzaarish"が流れます。

確かこれがインターミッション明けだったと思いますが、この曲により後半の入りが落ち着きます。

 

場面は2006年1月1日

Kalpanaのプロポーズの返事をもらう日であったがあっさりOK!

喜ぶSanjayだがKalpanaはすぐには結婚できないという。。

お父さんの影響でアンバサダーを3台買うまでは結婚しないと決めているらしい。。

※アンバサダー⇒Hindustan Ambassador---インドに行った頃、インドのタクシーといえばコレ。

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2000年代半ばころまでにインドに行ってる方はTAXIといえばアンバサダーでしょう。

後半になるとほぼTATA車になっておりほとんどアンバサダーはみなくなりました。

インドの一般庶民がこれを3台なのでかなりの事です。実際Kalpanaはこの後持っている金などをすべて売りアンバサダーの1台目を手に入れます。

 

結婚が先に延びることでSanjayは身分を明かすのはまたまた控えてしまいます。

この後、Sanjayは出張でロンドンに行くのですがその時も「田舎の母が具合が悪く検査をしなければならない」と説明していきます。

ロンドンへ出発の日、Sanjayを呼び出すKalpana。

ここで突如大金を差し出し「お母さんの治療費に使って!」と。。。

Kalpanaは買ったばかりのアンバサダーを売ってお金を作っていたのです。

たまらない表情のSanjay。。。何もしゃべれず。。

そしてSanjayはロンドン行きの飛行機の中で記したここまでのストーリーで日記は終わってます。期日は2006年6月21日-

 

ここで現在に戻ります。

警察に連れていかれたSanjayですがAir Voiceの幹部により釈放されることになりました。しかし体のタトゥーなどから警察はGhajiniに連絡を入れてしまいます。

Ghajiniは警察に友人であると嘘をつき、意識のないまま自宅に移されたSanjayを襲います。この時、体の情報(Ghajiniの名前、側近の住所、電話番号など)、部屋の写真などすべて消去し部屋を去るのですが、人の命を奪うことをなんともも思っていないGhajiniはSanjayを殺さずに引き上げるのです。後で後悔することになるのですが。。。。

 

一方Sunitaは日記の続きが気になり、Kalpanaが女優業をしていた制作会社のボス(Tinnu Anand)に会い当時の状況を聞いたりするなど情報を集めていました。そして古い記事からある事件を発見。

当時Sanjayを見送ったKalpanaも仕事でGoaへ移動していました。その時、人身売買の一味が25人の子供を移送するところにでくわし、幸運もあり人身売買グループを一網打尽にしたことでKalpanaは一躍有名に・・・しかしビジネスを邪魔された人身売買のバイヤーはKalpanaに制裁を与えるべくKalpanaの部屋を襲います、そこに現れたのはGhajini!

そう!この人身売買のバイヤーはGhajiniの裏の顔なのです。

タイミングよく帰国したSanjayがKalpanaを訪ねるもすでに遅くKalpanaは殺され、Sanjayも障害の元となる負傷を負います。

 

全てを知ったSunitaは再度病院に保護されているSanjayを訪ねすべてを話、Sanjayの復讐に力を貸すようになるのですが、このあたりのつなぎはちょっと雑に感じますね。

 

Sunitaの協力を得たSanjayはGhajiniの側近達を超人的な強さで片付け、ピンチを迎えながらも最後はGhajiniに復讐をします。

 

そして時は流れ。。。

場所はKALPANA HOME FOR ORPHANS(カルパナの孤児院)。

髪も伸び穏やかな表情で孤児たちと過ごしているSanjayをSunitaがプレゼントを持って訪ねます。。。

そのプレゼントとは、

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Kalpanaの新居にSanjayが初めて入るときに二人で作ったFootprint。

何も覚えていないSanjayですが、指で足形をなぞり懐かしさを思い出すような表情・・・ここでShreya Ghoshalのコーラスが入りでエンディング・・・・

 

やはり最後のエンディングでShreya Ghoshalが入るあたりはグッときます。さすがに今は耐えられますが劇場では恥ずかしながら涙してしまいました。

この映画に泣けるとこってここだけなんですよね!Kalpanaが殺されるシーンなども特に泣けるシーンではありませんので。。

 

Cast 

Aamir Khan as Sanjay Singhania

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すでにこちらで👇詳しく触れてます。 

achar.pssamphran.com

 

久しぶりにバリバリ体を張った演技。

2006年からトレーナーをつけて見事な肉体を仕上げました。

そもそもこの映画、彼がオリジナルのGhajiniを見て自ら演じるために始めました。当初は監督もやる気だったようですが最終的にはオリジナルと同じA. R. Murugadossがメガホンをとってます。

演技つくりでは肉体の他、オリジナル版でSanjayを演じたSuriyaのサポートもあり撮影に入ります。

 

個人的な印象ですが、復讐バージョンのSanjayになった時が力み過ぎです。障害の影響ととらえることもできますが、ここまで行くとコメディです。それ以外の演技はほぼ完ぺき!

ラストシーンでKalpanaと見つめあう表情などは本当に素晴らしい。

この辺のシーンはオリジナルにAamir自身が脚本に加筆して作られた部分。

 

2009年のFilmfare AwardではBest Actorにノミネートされますが、歴史大作Jodhaa AkbarのHrithik Roshanに持っていかれます。

 

ヒット率100%!Aamir Khanのクリスマスリリース

ここ10年のボリウッドシーンではSalman KhanのEid公開と並んでAamir Khanのクリスマスリリースが期待されてます。SalmanのEid映画はほぼヒット間違いなしではありますがTUBELIGHT(2017)では外してしまいました。 

www.pssamphran.com

しかしAamirのクリスマスには外れはありません!

今更おススメもないのでAamir Khanのクリスマス映画を紹介。

【Taare Zameen Par(2007) 】

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文句ないですね!

個人的にはこのリストではベストの作品。

Aamirはセルフプロデュースに監督も兼任しました。

 

【3 Idiots(2009)】

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日本でも一般公開されたメージャー作品。

因みにタイでも人気のある作品でインド映画と言えばこの作品をイメージする人も多いです。

 

【Dhoom3(2013)】 

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シリーズ第3作、すでに主演よりゲストのヒール役の方が目玉になってます。

 

【PK(2014)】

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3idiotsに続きRajkumar Hirani監督と組みます。

これもタイで評判になった作品。

 

【Dangal(2016)】

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このリストの中で唯一劇場で見てません。

タイのケーブルテレビでたまたまやっていたのを見ることが出きました。

他の作品と比べるとAamirが演じなくてもよさそうないわゆるAamir Khanモノの作品ではありませんが、これも素晴らしい作品です。

 

もちろんこの中には2008年のGhajiniも含まれますが、インパクトはGhajiniが一番でしたね。

 

因みに当時自分のヘアスタイルは劇場公開前からGhajiniカットにしてました。

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CDを先に持って聞きまくっていたのと(わざわざポータブルのCDプレイヤーも購入)、プロモーションの影響も受けまくっており、ダルハウジー通りの床屋に頼んで刈ってもらったのです。

 

期待の次回作は

【Laal Singh Chaddha(2021)】

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本来2020年のクリスマス公開でしたが、コロナで延期。

共演はKareena Kapoor Khan , クレジットにSalmanとSRKの名がありこれは注目!

 

Asin as Kalpana Shetty

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南インド映画をほとんど見ないので(嫌いなわけではない)、本作まで全く知りませんでした。

ケララ州のKochi出身なのでマラヤーラム語の女優さんということになります。

彼女のキャリヤでタミル、テルグ、ヒンディー語など多言語の作品の出演してますが、全ての映画を吹き替え無しでこなします。これはインドの女優ではAsinの他に一人しかいないそうです。

2001年に映画デビューし、2003年頃には既に女優として成功をおさめており数々の賞も受賞済。

そして2005年にオリジナルのGhajiniに同じKalpana役で出演。

2008年Ghajiniでの彼女の演技は素晴らしく、出演者の中でもベストに近いと思うのですが、すでにKalpanaを演じていたのでマージンはありましたね。

彼女の演じるKalpanaは実に魅力的な女性でありこんな女性に出会ったら間違いなく惚れてしまうでしょう。

2008年以降はボリウッドに舞台を移します、しばらくは早いペースで出演してましたがGhajiniのKalpanaを超えることはありませんでしたね。

何故かボリウッドに来てからはマルチキャスト作品やコメディへの出演が多くあまり彼女の魅力が出ていなかったよう思えます。

 

しいて言えば【London Dreams(2009)】は存在感はありましたがその他はほとんど記憶にありません。彼女はボリウッドで7作に出演してますが、そのうち6作は劇場で見てるのですが・・・

【London Dreams(2009)】

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Kashmir州のKatraで観賞。

都合が合わないのでスキップしようとしていた作品ですが、Vaishno Deviに行く前に1日だけ時間がありました。まさかこんなところ(Katraは山岳地)に映画館があるとは思いませんでしたので時間潰しに良かった。。

 

Salman KhanとAjay Devganの映画ですがAsinも重要な役を演じてます。

興行的には大きくズッコケてます、恐らくこの手のロックバンド物では前年の【Rock On!!(2008)】という優れた作品があり比べてしまう所があったのかもしれません。自分はそうでした。。

 

そして2015年結婚を機に女優業を完全に引退。

 

Pradeep Rawat as Ghajini Dharmatma

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主にテルグ映画、ヒンディー映画で活躍する名悪役!

本作でもとにかく悪い!

顔つきからやってることから何から何まで悪どくてズルいのです。

2005年オリジナルGhajiniでも役名は違います(Ram and Lakshmanの一人二役でどっちも悪い)が同じ役を演じてます。

もう救いどころがなく真っ黒なんですね。

AamirとはLagaan(2001)依頼の共演。 

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この時は悪役ではありませんでしたが顔はこわもてでしたね。

 

2009年頃でしたか彼が奥さんと子供を連れてるところをTVで見たことがありますが、本当に同じ人物か?と思うほどやさしい表情をしてました。

この辺がプロのベテラン俳優の実力なんだなあ~と再認識した瞬間です。

ボリウッドでは2015年を最後に出演してませんが南インドではまだまだ活躍してますのでまたボリウッド映画に出演してほしい俳優の一人です。

  

Jiah Khan as Sunita

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本作がデヴュー2作目。

ニューヨーク生まれでロンドンで教育を受けたNRI。

演技をするためにムンバイに移住し2007年にNishabdでデヴュー。映画はコケましたが彼女の演技はまずまず、そして本作の抜擢。きっちりトレーニングをしており演技はしっかりしてますが、映画のヒロインとしては無理だと感じてました。うまく説明できませんが、なにかひっかかる部分がちょくちょくあるんですね、悪い言い方をすれば鼻につくというのかどうも受け入れられないのです。

 

その後、撮影中の作品を途中で降板させられるなどあり3作目はHousefull(2010)まであくことになります。Housefullの演技は凄い良かったです、堅物のAkshay Kumarをだまして誘惑する役柄ですが彼女の雰囲気に合っておりこの路線で行かせるのでは?と思いました。

この辺から自分は映画を観るだけでボリウッドのニュースからは離れていたのですが2013年に突如Jiah Khanの自殺を目にします。

その時のニュースでは演技や映画界の立ち位置によるストレスのような内容だったと思いますが、検死をしていくうちに首吊り自殺に見せかけた他殺ではないかといったニュースになってます。現在元同棲していた俳優が疑われており未だ完全に解決しておりません。


Music Scene

前述してますが、本作は宣伝費を異常にかけており公開前から挿入歌は聞きまくっており、併せてCDでも毎日のように聞いていたので2,3曲は普通に歌えてましたね。

音楽はレジェンド A. R. Rahman

 

プロモーションで一番かかっていた曲、これが主題歌と言っていいでしょう。

Guzaarish


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ナミビアの砂漠を舞台にJaved Aliの雰囲気のいい歌声が響きます、Sonu Nigamも参加してますが出だしのハミングのみ担当。彼ぐらいになるとこれだけでも価値がありますね。

この曲は後半の出だしで2006年の日記の入る直前にかかります。

 

次によく耳にしたのはちょっとヒップホップ調のダンス曲 "Behka"ですが、あまり映画の雰囲気に合っているとはいえず今一つ。

 

KAISE MUJHE

この曲は作中の大事な場面で2度使われている。

最初は回想シーンで2006年の日記の最後で流れる。。


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歌はBenny Dayal、聞いたことないと思っていたらボリウッドでプレイバックシンガーを務めるのは2008年が最初。南インドで主に活動してましたが現在はインド全土を通じてトップクラスのシンガー。

 

そして2回目はエンディングで。。 


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Ghajiniを観て泣いたという方は必ずここで落ちます。

自分もしばらくはこのシーンだけで泣けました。

二人の見つめあう場面にShreya Ghoshal のコーラスが入ってくるとグッとエモーションもかきたてられます。本作はラブストーリーでもありますが大半はバイオレンスな復讐劇です。それを後味の良さにしているのはこれにつきます。

 

Location

本編のほとんどはムンバイで撮影。

最後のGhajiniの居住地域はハイデラバードのオールドタウン。

その他挿入歌でケープタウンやナミビア、ドバイなどで撮影されてます。

 

まとめ 

南インド映画のリメイクということもあってボリウッドの批評家やファンからは否定的な意見も多かったようです。古いタイプの映画を作っているといった批判があるようですが、そもそもそのような意見をする人たちの中には

ボリウッド>南インド映画

といった図式があるようです。確かに世界レベルで見ればボリウッドがインドぼ代表的なとこはあると思いますが・・・

しかし普段南インドを観ない自分がたまにみても南インドのアクションシーンはとても魅力があり演じる俳優はかっこよく、女優さんたちは美しい。

 

結局、映画とは娯楽であるものなので集客数や一般の観客の反応が答えてくれてますね。自分の周りのインド人や映画館にいた人たちも、興奮し涙するひとが大勢いたのです。

オリジナルのGhajiniは流してみただけできっちりは見ていないのですが、ストーリーは同じようでもその作品の臭いみたいなものは違うように感じました。

いくら批評家が2008年のGhajiniは南インド映画によせてあり古臭いといってもやはりボリウッド映画としてのGhajiniになっておりオリジナルとは違うと感じます。

 

最初に観賞してからおよそ13年経ちましたが、相変わらず面白くラストシーンではウルっとさせられます。

正直、言葉がわからなくても楽しめる部類の作品だと思いますので興味のある方は是非見ていただきたい作品です。

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魅力的なサポートキャスト Divya Dutta(ディヴィヤー・ダッタ)

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Divya Dutta

メインを演じることはほぼありませんが、若い時から笑顔が可愛らしく常に明るい雰囲気をもつお気に入りの女優。

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経歴

若いうち(17歳)からキャリアをスタートしているのでベテランの雰囲気がありますが、年齢は43歳とまだ若い!

出身はパンジャーブ州のLudhiana。

Lidhianaには何度か行ったことがあり映画も何本か観たことがあります。

また、現在は日本語を取得して日本で働いている親友もLudhiana出身ですこし親近感がありますね。

彼女は1977年の産まれですから、幼少期に『パンジャーブの反乱』を経験しています。

『パンジャーブの反乱』

パンジャーブ州シク教徒がインド政府に対して蜂起したもの。主な目的としてはシク教の指導者であるJarnail Singh Bhindranwaleがシク教原理主義に基づくシク教国「Khalistan」を建国しようとした。最終的には1984年6月3日政府により悪名高い『Operation Blue Star/ブルースター作戦』がAmritsarで行われBhindranwaleは殺害、その4か月後に当時のインド首相Indira Gandhiが殺害(実行犯は首相自身のボディーガード)されることになる。

幼少期に父を亡くしており母は医師だったので生活が貧しいということはなかったと思いますが、当時のパンジャーブの情勢は子供にはかなりの恐怖だったでしょうね。

 

キャリアスタート

地元でTVコマーシャルに出演、またイギリスのBasement Jaxxという有名なユニット(自分は全く知りません)のミュージックビデオに出るなど主にモデルとして活動。

 

映画デビュー

1994年にIshq Mein Jeena Ishq MeinMarnaでデビュー

未見なのでどのような映画かわかりませんが、一応主演クラスで出演していたようで、なぜかコメディアンのRaju Srivastavが共演してます。

そして2作目

Surakshaa (1995)

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二人のスター(Sunil Shetty , Saif Ali Khan)と共演。

WikipediaによるとなぜかSwedenとNorwayでヒットしたとの事。。。

 

彼女の作品を初めて見たのは『Raja Ki Aayegi Baraat(1996)』

Rani編で述べてますが、この映画現地で見てますがDivyaの出演には全く記憶なし。どうも主人公の義理の妹役のようですので悪役一味の一人だったのかもしれません。今度確認してみましょう。

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その後も脇役で大物との共演は続きますが彼女が注目されることはありません。

 

ブレイク

1999年のパンジャーブ映画Shaheed-E-Mohabbatの演技によって評価を得ます。

この映画は異教徒間(シク教徒とイスラム教徒)の恋愛⇒結婚、実在の人物Boota Singhを描いた作品。かなり良さそうな映画ですが残念ながら未見。Divyaはシク教徒の妻Zainabを演じてます。映画自体はこの年のパンジャーブ映画のNo.1ヒット。

その後ネパール映画などに出演、2002年頃からは出演作も増えてきて、

自分の目にはこの2002年頃から入ってきました。

23rd March 1931: Shaheed
Shakti: The Power

この辺で見かけるようになりましたが、まだインパクトは薄い。。

そこそこ大物との共有もしており、そこそこ演技評価も得てますが、本当に認知されるのはやはり2004年の『Veer-Zaara』からでしょう。

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涙なしには語れないストーリーをShah Rukh Khan , Preity Zinta , Rani Mukerjiが好演!

Filmfare Award 15部門ノミネートのモンスタームービー。

Divyaは主演Zaaeaを演じたPreity Zintaの友人兼メイドを演じ、この演技で初めてFilmfare Awardにノミネート(Best Supporting Actress)されます。

 

2004年以降も年間3本以上に出演しますが、自分の見た作品ではなかなかインパクトがありませんでした。

 

そして2006年『Delhi6』で再び彼女の魅力が再び爆発!

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Abhishek Bachchan , Sonam Kapoorに二人をサポートする俳優陣が超強力メンバーですが、Divyaもそメンバーの中で低カーストの掃除人を好演。

まわりの登場人物と比べ一人カーストが低く捻くれてましたが、Abhishekとの触れ合いを通じ最後は可愛らしい女性になっていきDivyaの魅力がでていました。

この映画自分は気に入っているのですが、興行上はFlop。

細かいところですがこの映画のエンドロールは秀逸!

ボリウッド映画史上最高のエンドロールの一つです。


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作中で出てくる鏡を出演者が覗いてアクションしていきますが、ここのDivyaが可愛らしい。

この映画でも『Veer-Zaara(2004)』に続き自身2度目のFilmfare Award Best Supporting Actressにノミネート、惜しくも受賞はできませんでした。この超実力派共演人の中、FilmfareやIIFAを含むすべての映画賞で演技賞をノミネートされたのはDivyaただ一人。※DivyaはIIFAで受賞。

 

安定期

この後も順調にインディペンデント系、ヒンディー語以外の作品、大作、とあらゆるスタイルの映画に安定して出演。

2011年には日本でも公開されたらしい『Stanley Ka Dabbaa/スタンリーのお弁当箱』に出演し彼女の評価も高いようですが自分は未見。

 

次に彼女を劇場で目にしたのは『Dangerous Ishhq(2012)』

もちろん目当てはKarisma Kapoor(結婚⇒出産後復帰1作目)。

この映画マレーシアのクアラルンプールで見ましたが、マレーシアとタイの時差がないと思い込んで(実際は+1時間の時差)最初の30分位を見逃してしまった。

ストーリーは3つのディケイドに別れてますが、主演の二人は各時代にリンクしており最終的に現代で結ばれる話。主演二人のほかDivyaのみ3つのディケイド全てに登場。名サポートキャストとしてここでも好演。

 

2013年、Delhi 6のRakeysh Omprakash Mehra監督作『Bhaag Milkha Bhaag』に出演。

運のいいことにこの名作を劇場で見ることができた。ストーリーはThe Flying Sikhのニックネームを持つ元インドの陸上選手の伝記として進んでいきDivyaは主人公Milkhaの姉を演じます。

映画はDivyaの出演作では過去最大の興行成績をあげ彼女は通算3度目のFilmfare Award Best Supporting Actressにノミネート。

この後も安定して出演をしてますが、残念ながら自分が彼女の劇場作品を観たのはBhaag Milkha Bhaagが最後。

 

新しいジャンルへ

劇場公開作品ではありませんが2018年に『Plus Minus』というショートフィルムを見ました。この作品20分程度のなのですが、なかなか味がありインドのコアな歴史にも触れている良質な作品なので紹介したいと思います。

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このあたりからショートムービーなどで劇場公開作品ではなくデジタルコンテンツで鑑賞する作品などに定期的に出演。全て見たわけではないですが、これらの出演作品はなかなか質がよく彼女の演技力がダイレクトに伝わてくる作品です。

www.pssamphran.com

 

今後見なくてはならないDivya作品3選

Music Teacher(2019)、  Jhalki(2019) 、 Ram Singh Charlie(2020)あたりはみておきたいですね~

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まとめ

キャリア中期までの彼女の魅力は、元気がよく気が強い、表情も豊かで笑顔が素晴らしい!と常に魅力的な女性を演じます。それでいて主演ではなくサポートキャストをうまいポジションにおいて演じてます。

まだまだ43歳と若く、未婚の為ブランクもありません。

現在の方向性から今後も魅力的な作品に出演してくれるでしょう! 

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