Taste of Achar

ボリウッド映画とインド生活時の忘備録。。。

-Ghajini / गजनी (2008)-

Bollywood No.033

Ghajini / गजनी (2008)

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-DVD鑑賞-

久しぶりの観賞、たぶん7~8年ぶりでしょう。

100カロールクラブ(インド国内での興行収入純利益100億ルピー)を達成した最初の作品、もちろん2008年のNo.1 HIT !

 

公開当時はインド北部のHarsilに滞在。

雪で道路が通行禁止になる前に例年通りRishikeshの友人宅に12月の頭から滞在していたところ、その年の12月25日公開の本作のプロモーションが派手に行われていたのです。(宣伝費は当時では過去最高額を費やしてます)

テレビや広告などで一日に何度もGhajiniのプロモーションを目にしており、公開前には映画のサウンドトラックなども買ってしまってました。

もちろん友人とは公開初日にRishikeshの町にあるRamaシアターで観よう!なんて言い合ってたのですが。。。。

Rishikesh生まれで生粋のRishikesh人である友人があらゆる手を使っても最初の週のチケットが手に入らないのです。 

友人の記憶によるとこんな事は【Kabhi Khushi Kabhie Gham...(2000)】以来とのこと。

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そして公開2週目に何とか見ることができたGhajini、宣伝の大きさに引けをとらない素晴らしい作品でした。

テキトーに解説

まずこの作品ですが、ハリウッド映画【Memento(2000)】からインスパイアされて作ったタミル映画【Ghajini(2005)】のリメイク。

タミル版の関係者から版権の問題で公開までごちゃごちゃありました。そもそも監督、脚本、メインキャストの一部が同じであり何をそんなに揉めるのか?と思いましたが、なんで今更著作権がどうだこうだ!ともめるのだろう、、、最終的に予定通り公開されたのでお金で解決したんでしょう。。。

この物語は医学生のSunita(Jiah Khan)が大学のケース・スタディのリストにあった一人の男に目をつけるとこから始まる。

その男の名はSanjay Singhania(Aamir Khan)、症状はAnterograde amnesia(日本語で前向性健忘症というらしいです)で短い時間(15分)しか記憶が保存されないという症状。

Sunitaのグループは彼を対象に研究を申し出るも教授には却下をされてしまう。

 

Sanjayは恋人を殺された復讐をすべくGhajiniという名を追い求めていた。

記憶が15分しか続かないため、必要時にはポラロイドカメラで撮った人物がだれなのかメモをした写真を身に着けており、自宅には復讐についてのあらゆるデータやメッセージを残していた。特に重要なことは自ら体に彫ってレコードを残していたので冒頭の画像のような体になる。

この辺まではオリジナルである【Memento】と同じような流れ。。

 

ある時、SanjayはGhajiniの部下を殺した後に現場に残してしまった路線バスのチケットから警察に自宅をつかまれてしまう。

そしてなぜかここに一人で乗り込むインスペクターArjun(Riyaz Khan)。。

不意を突き部屋にいたSanjayを確保、その後異様な雰囲気の室内をビビりながら捜索するうちに『Air Voice 2005』と書かれた日記を発見。

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すでに突っ込みどころ満載の状況ではあるが、なかなか緊迫した流れできており突っ込まず。

 

そしてArjunはこの日記を読み始め回想シーンに入ります。。

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Sanjayは携帯電話の大手Air Voiceの社長であった。

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ひょんなことから女優志望のKalpana(Asin)「私はAir Voiceの社長Sanjay Singhaniaのガールフレンド!」だと嘘のニュースを流され、そのクレームをつけるためにSanjayはKalpanaを訪ねる。しかしその場では自分の身分を明かすことができず、逆に元気で明るく優しい女性であるKalpanaに惹かれていってしまう。

結果、正体を明かすことができず俳優志望のSachinだとごまかすことになる。

この後も付き合いを続けるうちに惹かれあう二人、、、Sanjyaは2005年の大みそかのパーティの帰りにKalpanaに告白をするがKalpanaは1日待ってほしいとバスを降りる。。

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Sanjayはこの時、Kalpanaの返事がOKなら身分を明かすがNOの場合は身分を明かさずそのまま消えようとしていた。。。

 

ここで2005年の日記が終わってしまいインスペクターArjunはその後が気になり半分気を失っているSanjyaのほほをひっぱたき「オイ!日記の続きはどこにある!?出しやがれ!」と問い詰めます。・・・インスペクターなんだから日記の続きより先にやることがあるだろう?とここでも激しく突っ込むことができます。

引き続き家探しをした挙句2006年の日記を見つけたところSanjayが覚醒しArjunは逆襲を受け捕獲されてしまいます。

 

ここから場面は現在に。。。

 

SanjayはGhajiniが製薬会社を経営しており、ある日 大学で講演をする情報を得る。その大学はSunitaの通う大学でありそこでSunitaはSanjayと再会をする(SunitaはすでにSanjayと出会っており自身の写真に"Friend"とメモをして持っていた)。SanjayはSunitaに声を掛けられるも「誰だこの子は?」といった表情、Sunitaもさっさと写真を見せればいいのに!と思っていたがこの辺はまだ経験が浅いのかすぐには出せずなんとも中途半端なやり取りなってしまう。

講演がはじまりここでついにSanjayはGhajini(Pradeep Rawat)の写真を入手。

すぐに行動に移すもここではGhajiniと間違えて側近の一人を倒すのみとなる。

 

ますますSanjayに興味をもったSunitaはSanjayの住居を突き止め無断で住居へ侵入、そこでSanjayはGhajiniを殺そうとしていることを知り、またとらわれていたArjunを偶然発見。ここでタイミング悪くSanjayが戻ってくるのだが、なぜかArjunが逃走!・・・あんた警官でしょう?相手が強いからってマンションから出てもひたすら逃走を続けるのはなんなんだろう?

結果Arjunは逃走中に車に衝突して死んでしまう。

 

ここからは細かいところでストーリーのテンポがあがります。一応すこしは大事なところなので目は話せません。

  • SunitaはGhajiniに命を狙われてることを忠告⇒しかしこの電話はGhajini宅に侵入していたSanjayに聞かれてしまう。
  • そこでSanjayはSunitaもターゲットに⇒Sanjay大学の女子寮に侵入も閉じ込められ警察に連行される。

落ち着いたSunitaはSanjay宅より日記も持ち出してきたことを思い出します。まず2005年の日記を読み終えたのち2006年の日記なりここからはまた回想シーンへ。

 

冒頭でこの作品のメインになる音楽である"Guzaarish"が流れます。

確かこれがインターミッション明けだったと思いますが、この曲により後半の入りが落ち着きます。

 

場面は2006年1月1日

Kalpanaのプロポーズの返事をもらう日であったがあっさりOK!

喜ぶSanjayだがKalpanaはすぐには結婚できないという。。

お父さんの影響でアンバサダーを3台買うまでは結婚しないと決めているらしい。。

※アンバサダー⇒Hindustan Ambassador---インドに行った頃、インドのタクシーといえばコレ。

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2000年代半ばころまでにインドに行ってる方はTAXIといえばアンバサダーでしょう。

後半になるとほぼTATA車になっておりほとんどアンバサダーはみなくなりました。

インドの一般庶民がこれを3台なのでかなりの事です。実際Kalpanaはこの後持っている金などをすべて売りアンバサダーの1台目を手に入れます。

 

結婚が先に延びることでSanjayは身分を明かすのはまたまた控えてしまいます。

この後、Sanjayは出張でロンドンに行くのですがその時も「田舎の母が具合が悪く検査をしなければならない」と説明していきます。

ロンドンへ出発の日、Sanjayを呼び出すKalpana。

ここで突如大金を差し出し「お母さんの治療費に使って!」と。。。

Kalpanaは買ったばかりのアンバサダーを売ってお金を作っていたのです。

たまらない表情のSanjay。。。何もしゃべれず。。

そしてSanjayはロンドン行きの飛行機の中で記したここまでのストーリーで日記は終わってます。期日は2006年6月21日-

 

ここで現在に戻ります。

警察に連れていかれたSanjayですがAir Voiceの幹部により釈放されることになりました。しかし体のタトゥーなどから警察はGhajiniに連絡を入れてしまいます。

Ghajiniは警察に友人であると嘘をつき、意識のないまま自宅に移されたSanjayを襲います。この時、体の情報(Ghajiniの名前、側近の住所、電話番号など)、部屋の写真などすべて消去し部屋を去るのですが、人の命を奪うことをなんともも思っていないGhajiniはSanjayを殺さずに引き上げるのです。後で後悔することになるのですが。。。。

 

一方Sunitaは日記の続きが気になり、Kalpanaが女優業をしていた制作会社のボス(Tinnu Anand)に会い当時の状況を聞いたりするなど情報を集めていました。そして古い記事からある事件を発見。

当時Sanjayを見送ったKalpanaも仕事でGoaへ移動していました。その時、人身売買の一味が25人の子供を移送するところにでくわし、幸運もあり人身売買グループを一網打尽にしたことでKalpanaは一躍有名に・・・しかしビジネスを邪魔された人身売買のバイヤーはKalpanaに制裁を与えるべくKalpanaの部屋を襲います、そこに現れたのはGhajini!

そう!この人身売買のバイヤーはGhajiniの裏の顔なのです。

タイミングよく帰国したSanjayがKalpanaを訪ねるもすでに遅くKalpanaは殺され、Sanjayも障害の元となる負傷を負います。

 

全てを知ったSunitaは再度病院に保護されているSanjayを訪ねすべてを話、Sanjayの復讐に力を貸すようになるのですが、このあたりのつなぎはちょっと雑に感じますね。

 

Sunitaの協力を得たSanjayはGhajiniの側近達を超人的な強さで片付け、ピンチを迎えながらも最後はGhajiniに復讐をします。

 

そして時は流れ。。。

場所はKALPANA HOME FOR ORPHANS(カルパナの孤児院)。

髪も伸び穏やかな表情で孤児たちと過ごしているSanjayをSunitaがプレゼントを持って訪ねます。。。

そのプレゼントとは、

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Kalpanaの新居にSanjayが初めて入るときに二人で作ったFootprint。

何も覚えていないSanjayですが、指で足形をなぞり懐かしさを思い出すような表情・・・ここでShreya Ghoshalのコーラスが入りでエンディング・・・・

 

やはり最後のエンディングでShreya Ghoshalが入るあたりはグッときます。さすがに今は耐えられますが劇場では恥ずかしながら涙してしまいました。

この映画に泣けるとこってここだけなんですよね!Kalpanaが殺されるシーンなども特に泣けるシーンではありませんので。。

 

Cast 

Aamir Khan as Sanjay Singhania

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すでにこちらで👇詳しく触れてます。 

achar.pssamphran.com

 

久しぶりにバリバリ体を張った演技。

2006年からトレーナーをつけて見事な肉体を仕上げました。

そもそもこの映画、彼がオリジナルのGhajiniを見て自ら演じるために始めました。当初は監督もやる気だったようですが最終的にはオリジナルと同じA. R. Murugadossがメガホンをとってます。

演技つくりでは肉体の他、オリジナル版でSanjayを演じたSuriyaのサポートもあり撮影に入ります。

 

個人的な印象ですが、復讐バージョンのSanjayになった時が力み過ぎです。障害の影響ととらえることもできますが、ここまで行くとコメディです。それ以外の演技はほぼ完ぺき!

ラストシーンでKalpanaと見つめあう表情などは本当に素晴らしい。

この辺のシーンはオリジナルにAamir自身が脚本に加筆して作られた部分。

 

2009年のFilmfare AwardではBest Actorにノミネートされますが、歴史大作Jodhaa AkbarのHrithik Roshanに持っていかれます。

 

ヒット率100%!Aamir Khanのクリスマスリリース

ここ10年のボリウッドシーンではSalman KhanのEid公開と並んでAamir Khanのクリスマスリリースが期待されてます。SalmanのEid映画はほぼヒット間違いなしではありますがTUBELIGHT(2017)では外してしまいました。 

www.pssamphran.com

しかしAamirのクリスマスには外れはありません!

今更おススメもないのでAamir Khanのクリスマス映画を紹介。

【Taare Zameen Par(2007) 】

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文句ないですね!

個人的にはこのリストではベストの作品。

Aamirはセルフプロデュースに監督も兼任しました。

 

【3 Idiots(2009)】

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日本でも一般公開されたメージャー作品。

因みにタイでも人気のある作品でインド映画と言えばこの作品をイメージする人も多いです。

 

【Dhoom3(2013)】 

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シリーズ第3作、すでに主演よりゲストのヒール役の方が目玉になってます。

 

【PK(2014)】

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3idiotsに続きRajkumar Hirani監督と組みます。

これもタイで評判になった作品。

 

【Dangal(2016)】

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このリストの中で唯一劇場で見てません。

タイのケーブルテレビでたまたまやっていたのを見ることが出きました。

他の作品と比べるとAamirが演じなくてもよさそうないわゆるAamir Khanモノの作品ではありませんが、これも素晴らしい作品です。

 

もちろんこの中には2008年のGhajiniも含まれますが、インパクトはGhajiniが一番でしたね。

 

因みに当時自分のヘアスタイルは劇場公開前からGhajiniカットにしてました。

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CDを先に持って聞きまくっていたのと(わざわざポータブルのCDプレイヤーも購入)、プロモーションの影響も受けまくっており、ダルハウジー通りの床屋に頼んで刈ってもらったのです。

 

期待の次回作は

【Laal Singh Chaddha(2021)】

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本来2020年のクリスマス公開でしたが、コロナで延期。

共演はKareena Kapoor Khan , クレジットにSalmanとSRKの名がありこれは注目!

 

Asin as Kalpana Shetty

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南インド映画をほとんど見ないので(嫌いなわけではない)、本作まで全く知りませんでした。

ケララ州のKochi出身なのでマラヤーラム語の女優さんということになります。

彼女のキャリヤでタミル、テルグ、ヒンディー語など多言語の作品の出演してますが、全ての映画を吹き替え無しでこなします。これはインドの女優ではAsinの他に一人しかいないそうです。

2001年に映画デビューし、2003年頃には既に女優として成功をおさめており数々の賞も受賞済。

そして2005年にオリジナルのGhajiniに同じKalpana役で出演。

2008年Ghajiniでの彼女の演技は素晴らしく、出演者の中でもベストに近いと思うのですが、すでにKalpanaを演じていたのでマージンはありましたね。

彼女の演じるKalpanaは実に魅力的な女性でありこんな女性に出会ったら間違いなく惚れてしまうでしょう。

2008年以降はボリウッドに舞台を移します、しばらくは早いペースで出演してましたがGhajiniのKalpanaを超えることはありませんでしたね。

何故かボリウッドに来てからはマルチキャスト作品やコメディへの出演が多くあまり彼女の魅力が出ていなかったよう思えます。

 

しいて言えば【London Dreams(2009)】は存在感はありましたがその他はほとんど記憶にありません。彼女はボリウッドで7作に出演してますが、そのうち6作は劇場で見てるのですが・・・

【London Dreams(2009)】

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Kashmir州のKatraで観賞。

都合が合わないのでスキップしようとしていた作品ですが、Vaishno Deviに行く前に1日だけ時間がありました。まさかこんなところ(Katraは山岳地)に映画館があるとは思いませんでしたので時間潰しに良かった。。

 

Salman KhanとAjay Devganの映画ですがAsinも重要な役を演じてます。

興行的には大きくズッコケてます、恐らくこの手のロックバンド物では前年の【Rock On!!(2008)】という優れた作品があり比べてしまう所があったのかもしれません。自分はそうでした。。

 

そして2015年結婚を機に女優業を完全に引退。

 

Pradeep Rawat as Ghajini Dharmatma

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主にテルグ映画、ヒンディー映画で活躍する名悪役!

本作でもとにかく悪い!

顔つきからやってることから何から何まで悪どくてズルいのです。

2005年オリジナルGhajiniでも役名は違います(Ram and Lakshmanの一人二役でどっちも悪い)が同じ役を演じてます。

もう救いどころがなく真っ黒なんですね。

AamirとはLagaan(2001)依頼の共演。 

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この時は悪役ではありませんでしたが顔はこわもてでしたね。

 

2009年頃でしたか彼が奥さんと子供を連れてるところをTVで見たことがありますが、本当に同じ人物か?と思うほどやさしい表情をしてました。

この辺がプロのベテラン俳優の実力なんだなあ~と再認識した瞬間です。

ボリウッドでは2015年を最後に出演してませんが南インドではまだまだ活躍してますのでまたボリウッド映画に出演してほしい俳優の一人です。

  

Jiah Khan as Sunita

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本作がデヴュー2作目。

ニューヨーク生まれでロンドンで教育を受けたNRI。

演技をするためにムンバイに移住し2007年にNishabdでデヴュー。映画はコケましたが彼女の演技はまずまず、そして本作の抜擢。きっちりトレーニングをしており演技はしっかりしてますが、映画のヒロインとしては無理だと感じてました。うまく説明できませんが、なにかひっかかる部分がちょくちょくあるんですね、悪い言い方をすれば鼻につくというのかどうも受け入れられないのです。

 

その後、撮影中の作品を途中で降板させられるなどあり3作目はHousefull(2010)まであくことになります。Housefullの演技は凄い良かったです、堅物のAkshay Kumarをだまして誘惑する役柄ですが彼女の雰囲気に合っておりこの路線で行かせるのでは?と思いました。

この辺から自分は映画を観るだけでボリウッドのニュースからは離れていたのですが2013年に突如Jiah Khanの自殺を目にします。

その時のニュースでは演技や映画界の立ち位置によるストレスのような内容だったと思いますが、検死をしていくうちに首吊り自殺に見せかけた他殺ではないかといったニュースになってます。現在元同棲していた俳優が疑われており未だ完全に解決しておりません。


Music Scene

前述してますが、本作は宣伝費を異常にかけており公開前から挿入歌は聞きまくっており、併せてCDでも毎日のように聞いていたので2,3曲は普通に歌えてましたね。

音楽はレジェンド A. R. Rahman

 

プロモーションで一番かかっていた曲、これが主題歌と言っていいでしょう。

Guzaarish


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ナミビアの砂漠を舞台にJaved Aliの雰囲気のいい歌声が響きます、Sonu Nigamも参加してますが出だしのハミングのみ担当。彼ぐらいになるとこれだけでも価値がありますね。

この曲は後半の出だしで2006年の日記の入る直前にかかります。

 

次によく耳にしたのはちょっとヒップホップ調のダンス曲 "Behka"ですが、あまり映画の雰囲気に合っているとはいえず今一つ。

 

KAISE MUJHE

この曲は作中の大事な場面で2度使われている。

最初は回想シーンで2006年の日記の最後で流れる。。


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歌はBenny Dayal、聞いたことないと思っていたらボリウッドでプレイバックシンガーを務めるのは2008年が最初。南インドで主に活動してましたが現在はインド全土を通じてトップクラスのシンガー。

 

そして2回目はエンディングで。。 


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Ghajiniを観て泣いたという方は必ずここで落ちます。

自分もしばらくはこのシーンだけで泣けました。

二人の見つめあう場面にShreya Ghoshal のコーラスが入ってくるとグッとエモーションもかきたてられます。本作はラブストーリーでもありますが大半はバイオレンスな復讐劇です。それを後味の良さにしているのはこれにつきます。

 

Location

本編のほとんどはムンバイで撮影。

最後のGhajiniの居住地域はハイデラバードのオールドタウン。

その他挿入歌でケープタウンやナミビア、ドバイなどで撮影されてます。

 

まとめ 

南インド映画のリメイクということもあってボリウッドの批評家やファンからは否定的な意見も多かったようです。古いタイプの映画を作っているといった批判があるようですが、そもそもそのような意見をする人たちの中には

ボリウッド>南インド映画

といった図式があるようです。確かに世界レベルで見ればボリウッドがインドぼ代表的なとこはあると思いますが・・・

しかし普段南インドを観ない自分がたまにみても南インドのアクションシーンはとても魅力があり演じる俳優はかっこよく、女優さんたちは美しい。

 

結局、映画とは娯楽であるものなので集客数や一般の観客の反応が答えてくれてますね。自分の周りのインド人や映画館にいた人たちも、興奮し涙するひとが大勢いたのです。

オリジナルのGhajiniは流してみただけできっちりは見ていないのですが、ストーリーは同じようでもその作品の臭いみたいなものは違うように感じました。

いくら批評家が2008年のGhajiniは南インド映画によせてあり古臭いといってもやはりボリウッド映画としてのGhajiniになっておりオリジナルとは違うと感じます。

 

最初に観賞してからおよそ13年経ちましたが、相変わらず面白くラストシーンではウルっとさせられます。

正直、言葉がわからなくても楽しめる部類の作品だと思いますので興味のある方は是非見ていただきたい作品です。

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魅力的なサポートキャスト Divya Dutta(ディヴィヤー・ダッタ)

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Divya Dutta

メインを演じることはほぼありませんが、若い時から笑顔が可愛らしく常に明るい雰囲気をもつお気に入りの女優。

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経歴

若いうち(17歳)からキャリアをスタートしているのでベテランの雰囲気がありますが、年齢は43歳とまだ若い!

出身はパンジャーブ州のLudhiana。

Lidhianaには何度か行ったことがあり映画も何本か観たことがあります。

また、現在は日本語を取得して日本で働いている親友もLudhiana出身ですこし親近感がありますね。

彼女は1977年の産まれですから、幼少期に『パンジャーブの反乱』を経験しています。

『パンジャーブの反乱』

パンジャーブ州シク教徒がインド政府に対して蜂起したもの。主な目的としてはシク教の指導者であるJarnail Singh Bhindranwaleがシク教原理主義に基づくシク教国「Khalistan」を建国しようとした。最終的には1984年6月3日政府により悪名高い『Operation Blue Star/ブルースター作戦』がAmritsarで行われBhindranwaleは殺害、その4か月後に当時のインド首相Indira Gandhiが殺害(実行犯は首相自身のボディーガード)されることになる。

幼少期に父を亡くしており母は医師だったので生活が貧しいということはなかったと思いますが、当時のパンジャーブの情勢は子供にはかなりの恐怖だったでしょうね。

 

キャリアスタート

地元でTVコマーシャルに出演、またイギリスのBasement Jaxxという有名なユニット(自分は全く知りません)のミュージックビデオに出るなど主にモデルとして活動。

 

映画デビュー

1994年にIshq Mein Jeena Ishq MeinMarnaでデビュー

未見なのでどのような映画かわかりませんが、一応主演クラスで出演していたようで、なぜかコメディアンのRaju Srivastavが共演してます。

そして2作目

Surakshaa (1995)

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二人のスター(Sunil Shetty , Saif Ali Khan)と共演。

WikipediaによるとなぜかSwedenとNorwayでヒットしたとの事。。。

 

彼女の作品を初めて見たのは『Raja Ki Aayegi Baraat(1996)』

Rani編で述べてますが、この映画現地で見てますがDivyaの出演には全く記憶なし。どうも主人公の義理の妹役のようですので悪役一味の一人だったのかもしれません。今度確認してみましょう。

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その後も脇役で大物との共演は続きますが彼女が注目されることはありません。

 

ブレイク

1999年のパンジャーブ映画Shaheed-E-Mohabbatの演技によって評価を得ます。

この映画は異教徒間(シク教徒とイスラム教徒)の恋愛⇒結婚、実在の人物Boota Singhを描いた作品。かなり良さそうな映画ですが残念ながら未見。Divyaはシク教徒の妻Zainabを演じてます。映画自体はこの年のパンジャーブ映画のNo.1ヒット。

その後ネパール映画などに出演、2002年頃からは出演作も増えてきて、

自分の目にはこの2002年頃から入ってきました。

23rd March 1931: Shaheed
Shakti: The Power

この辺で見かけるようになりましたが、まだインパクトは薄い。。

そこそこ大物との共有もしており、そこそこ演技評価も得てますが、本当に認知されるのはやはり2004年の『Veer-Zaara』からでしょう。

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涙なしには語れないストーリーをShah Rukh Khan , Preity Zinta , Rani Mukerjiが好演!

Filmfare Award 15部門ノミネートのモンスタームービー。

Divyaは主演Zaaeaを演じたPreity Zintaの友人兼メイドを演じ、この演技で初めてFilmfare Awardにノミネート(Best Supporting Actress)されます。

 

2004年以降も年間3本以上に出演しますが、自分の見た作品ではなかなかインパクトがありませんでした。

 

そして2006年『Delhi6』で再び彼女の魅力が再び爆発!

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Abhishek Bachchan , Sonam Kapoorに二人をサポートする俳優陣が超強力メンバーですが、Divyaもそメンバーの中で低カーストの掃除人を好演。

まわりの登場人物と比べ一人カーストが低く捻くれてましたが、Abhishekとの触れ合いを通じ最後は可愛らしい女性になっていきDivyaの魅力がでていました。

この映画自分は気に入っているのですが、興行上はFlop。

細かいところですがこの映画のエンドロールは秀逸!

ボリウッド映画史上最高のエンドロールの一つです。


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作中で出てくる鏡を出演者が覗いてアクションしていきますが、ここのDivyaが可愛らしい。

この映画でも『Veer-Zaara(2004)』に続き自身2度目のFilmfare Award Best Supporting Actressにノミネート、惜しくも受賞はできませんでした。この超実力派共演人の中、FilmfareやIIFAを含むすべての映画賞で演技賞をノミネートされたのはDivyaただ一人。※DivyaはIIFAで受賞。

 

安定期

この後も順調にインディペンデント系、ヒンディー語以外の作品、大作、とあらゆるスタイルの映画に安定して出演。

2011年には日本でも公開されたらしい『Stanley Ka Dabbaa/スタンリーのお弁当箱』に出演し彼女の評価も高いようですが自分は未見。

 

次に彼女を劇場で目にしたのは『Dangerous Ishhq(2012)』

もちろん目当てはKarisma Kapoor(結婚⇒出産後復帰1作目)。

この映画マレーシアのクアラルンプールで見ましたが、マレーシアとタイの時差がないと思い込んで(実際は+1時間の時差)最初の30分位を見逃してしまった。

ストーリーは3つのディケイドに別れてますが、主演の二人は各時代にリンクしており最終的に現代で結ばれる話。主演二人のほかDivyaのみ3つのディケイド全てに登場。名サポートキャストとしてここでも好演。

 

2013年、Delhi 6のRakeysh Omprakash Mehra監督作『Bhaag Milkha Bhaag』に出演。

運のいいことにこの名作を劇場で見ることができた。ストーリーはThe Flying Sikhのニックネームを持つ元インドの陸上選手の伝記として進んでいきDivyaは主人公Milkhaの姉を演じます。

映画はDivyaの出演作では過去最大の興行成績をあげ彼女は通算3度目のFilmfare Award Best Supporting Actressにノミネート。

この後も安定して出演をしてますが、残念ながら自分が彼女の劇場作品を観たのはBhaag Milkha Bhaagが最後。

 

新しいジャンルへ

劇場公開作品ではありませんが2018年に『Plus Minus』というショートフィルムを見ました。この作品20分程度のなのですが、なかなか味がありインドのコアな歴史にも触れている良質な作品なので紹介したいと思います。

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このあたりからショートムービーなどで劇場公開作品ではなくデジタルコンテンツで鑑賞する作品などに定期的に出演。全て見たわけではないですが、これらの出演作品はなかなか質がよく彼女の演技力がダイレクトに伝わてくる作品です。

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今後見なくてはならないDivya作品3選

Music Teacher(2019)、  Jhalki(2019) 、 Ram Singh Charlie(2020)あたりはみておきたいですね~

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まとめ

キャリア中期までの彼女の魅力は、元気がよく気が強い、表情も豊かで笑顔が素晴らしい!と常に魅力的な女性を演じます。それでいて主演ではなくサポートキャストをうまいポジションにおいて演じてます。

まだまだ43歳と若く、未婚の為ブランクもありません。

現在の方向性から今後も魅力的な作品に出演してくれるでしょう! 

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デオール家の演技派!Abhay Deol(アバイ・デオール)

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Abhay Deol

言わずと知れた映画一家Deol家のメンバー

今年で45歳、映画デヴューが遅かったせいか以外に歳がいってます。

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Deol家のレガシーであるDharmendra , 妻Hema Maliniの甥であり、Sunny , Bobby , Esha , Ahanaとは従兄弟同士の関係。

父のAjit Singh Deolも役者さんでした。

 

そうそうたるメンバーのDeol家ですが、男性陣はほぼ似たような芸風を持っており、演技力よりは雰囲気で人気を得てます。

BobbyについてはDharmendra / Sunnyほどの雰囲気を持っていないので二人ほどの評価は得られませんでしたが。。。

Abhayのほうですが、個人的には演技力でいえばDeol家では一番でしょう。脚本選びにもこだわっておりちょっと変わった作品を選んでます。

経歴

ムンバイ出身で今もムンバイに住んでます。

大学では演劇関連を専攻していたものの映画デヴューは29歳の時と遅い。。

本人曰く映画出演のために教育をおろそかにしたくないとの事でしたが、大学をドロップアウトして別の大学に行ったりしてるので若いときから一癖あったのでしょうね。

好きな映画監督もスタンリー・キューブリックだし。。。

 

因みに甘い物が好きで、好きな料理はなんとタイ料理!

イギリスのモデルPreeti Desaiと長く付き合ってましたが、いつの間にか破局し現在のガールフレンドはSaireena Mamik(Abhay本人のマネージャー)らしい。。

 

ボリウッドデビュー

教育の為とはいえ10年間も一体何をしていたのかわかりませんが29歳で映画デヴュー。

後の奇才Imtiaz Aliの監督/脚本デヴュー作Socha Na Tha(2005)Ayesha Takiaと共演。叔父のDharmendraが甥のデヴュー作にプロデューサーとして参加。

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軽いラブストーリーだが、その後のImtiaz Aliの片鱗が見える脚本。

Abhayの演技は平均点といったとこでしょうか。。。特筆するとこは特になく。。。

 

2作目も似たような映画に出演した後、2007年のManorama Six Feet Underで自分の中でAbhayはブレイクします。ロマン・ポランスキー【Chinatown(1974)】をべースとしているサスペンススリラー。撮影はラジャスターン州のJhunjhunu、自分も1994年に訪れたお気に入りの町で映像でも楽しめました。

Abhayの演技評価は絶賛とまではいきませんがそれなりに高かったのですが、興行としてはたいして成功してません。

 

Abhayワールド

デヴュー3年目辺りから脚本選びにこだわりを見せAbhayワールドに突入。

好き嫌いがでてくるとこですが、個人的にはここからがAbhayの全盛期と思います。

インド国内で出演映画が最初に日ヒットしたのは【Oye Lucky! Lucky Oye!(2008)】。2007年に逮捕された実際のスーパー詐欺泥棒"super-chor"をベースにした作品。当時インドにいて、2007年に起きた事件が2008年の11月には映画になっており「やることが速いなあ!」と思い、すぐに見に行こうしたのですが、映画の公開は2008年11/28。この2日前の2008年11/26は" 11/26 Mumbai attacks(ムンバイ同時多発テロ)"が起こった日です。。。

公開初日、友人と初日に劇場に向かったのですが、どうしても映画を観る気分になれず引き返したのを覚えてます。

評価のわりに興行成績がのびなかったのはこれが原因。

 

2009-2010年はAbhayワールド全快!

Dev.D(2009)

Road, Movie(2010)

Shanghai(2012)

Chakravyuh(2012)

など怪しい良作に出演。

ここまでのキャリアでかなりの曲者 監督/プロディーサー/脚本家と関わっているのも興味深い。

Imtiaz Ali(Socha Na Tha , Ahista Ahista)
Dibakar Banerjee(Oye Lucky! Lucky Oye! , Shanghai)
Anurag Kashyap(Dev.D)
Dev Benegal(Road, Movie)

 

メジャーでも成功

そしてZindagi Na Milegi Dobara(2011)でAbhayはメインストリームでも成功します。

Hrithik Roshan , Farhan Akhtar , Katrina Kaif, Kalki Koechlinと共演! 大当たり年の2011年において年間Top6ヒットとなります。この映画でAbhayは初めてFilmfare賞でノミネート(Best Supporting Actor , 受賞は共演のFarhan Akhtar)。

 

迷走?

Zindagi Na Milegi Dobaraでの成功のせいか、

Raanjhanaa(2013)-Dhanush , Sonam Kapoor共演
The Lovers(2013)-Josh Hartnett , Bipasha Basu共演ベルギー/インド/オーストラリア合作

とらしくない作品に出演。

そして2014年にはガールフレンドのPreeti Desai共演、自らは共同プロデューサーを務める One By Twoが公開、未見ですがかなりしょーもない映画のようで批評家から全く相手にされてません。

事業(2009年に制作会社Forbidden Filmsを設立)が忙しいのか?

一体何をやっているのでしょう?

 

2016年以降

元々出演作を絞ってきている俳優でしたが、2016年以降はさらに減ります。

それでもこだわりのある作品への出演、セルフプロデュースもしてますね。

この期間のAbhay作品は全て未見なのですが、

Chopsticks(2019)なんかは見てみたい作品です。

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2021年の予定はコロナの影響かアナウンスはされてません。

 

Abhay Deolを見るならこの作品!

まだブログ内で彼の作品は登場してませんのでサラっと。。

 

ROAD,MOVIE(2009)

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1970-80年代ヴィム・ヴェンダース(ドイツ)、ミケランジェロ・アントニオーニ(イタリア)あたりのロードムービーを思わせる作品。

ストーリに複雑さはなく、役者の演技、移り替わるロケーションで映画の雰囲気が出来上がります。

Dev Benegal(監督)の気合の入れようが素晴らしい。

2004年にプロジェクトをスタートし、リサーチの為ラジャスタンの村を周りいろいろな映画上映したそうです。

そして出来上がった脚本にAbhayがハマリ、出演に至ったそうです。

実際の撮影はグジャラート州のカッチ湿原付近とラジャスターン州のジャイサルメル。

出演俳優は多くはないですが、キャスティングが素晴らしく皆映画の雰囲気にはまってます。

特に目を引いたのはジプシー女性を演じた

Tannishtha Chatterjee

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Shadows of Time(2004)ですでに演技派女優として認知されてましたが、改めていい女優さんだと思いました。とにかく魅力のある女優さんです。

 

Dev.D(2009)

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現代版Devdas。

大きな違いは結末にあり、主人公のDevと売春婦のChandramukhiが結ばれDevも死ななところにある。そういった意味でこの映画のヒロインは本来のヒロインParoではなくChandramukhiになる。

映画のアイデアはAbhayから監督のAnurag Kashyapに提案されており、アドバイザーとしてイギリスのDanny Boyle監督も加わった。

Anurag KashyapとDanny Boyleはいつの間にそんなに仲良くなったのかとも思うが、2008年のSlumdog Millionaireで作品を作るにあたってAnurag KashyapのBlack Friday(2004)はインスパイアされたインド映画の一つだと言ってます。

Abhayは現代版のDevをうまく演じており、女優陣の雰囲気もいい。

 

まとめ

Deol家の中では異質な存在。

直系ではないとはいえDeolファミリー内での共演もありません。

完全に独自路線を行くスタイルで映画賞などにも特に興味なくこれからもクセのある作品に出続けてくれることでしょう。

 

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-Vaada Raha / वादा रहा (2009)-

Bollywood No.032

Vaada Raha / वादा रहा(2009)

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-DVD鑑賞-

ボリウッド映画は基本的にシアターで楽しむ娯楽であると思ってますが、コロナのお陰でボリウッド映画の新作を見られない日々に突入。。。

最後の劇場鑑賞はなんと2019年9月の【Dream Girl(2019)】 

achar.pssamphran.com

手持ちのDVDはほぼ一度劇場で見た作品か、インドに居る時にTVなどで見ているもの。

特に気に入っている作品は年に1度くらいは見直すことはありますが、DVDを買ってから一度も見ていない作品もあります。

それが今回の作品。

Bobby Deolという理由だけでこの映画を観た可能性がありますが、なぜDVDを買ったのでしょう。。正直10年前の作品とはいえ内容はうる覚えで全く手ごたえのなかった作品です。

テキトーに解説

医者としてのキャリア、美人のガールフレンドを持つ私生活と共に充実した人生を送っていたDr.Duke(Bobby Deol)

 

ある日ガールフレンドであるPooja(Kangana Ranaut)にプロポーズの返事(Yes!)をもらい上機嫌で車を走らせていたDukeは後続車に追突され大事故に。。

事故によりDukeはspinal shock(脊髄ショック)となり首から下の感覚を無くし、担当医曰く回復の可能性はあるのでリハビリを勧めますが、Dukeは自分の状態に絶望を感じており全ての治療を拒否、心配してくれる友人にはあたりまくり、食事もとらずおまけにPoojaにも去られます。

完全に心を閉ざしてしまうDukeですが、ふとしたことから同じ病棟に入院しているRoshan(Dwij Yadav)がDukeの病室を訪れるように。。

最初は面倒くさがっていたDukeですが、Roshanの明るさ、Roshanが毎朝実況してくれる病室の外から見れる出来事(主に子供たちのクリケットの試合)を聞かされるうちに心を開いていくのです。

それからのDukeは食事、リハビリを開始、友人達へ謝罪もし社会復帰へ向けて動き出し徐々に回復。

 

ある日DukeはRoshanの入院は姉のRoshiniが癌で入院をしており、姉がさみしくならないように一緒に入院しているのだと知ります。DukeはRoshanの友人としてRoshiniを助けたい、また癌治療の研究医として入院中に自信の研究を進めていくようになります。

 

Dukeのリハビリも効果が出始め、遂に手摺を使用し自力で歩行ができるように。。その時Dukeは窓の外の風景を見てびっくり!

そこにはクリケットのプレイグラウンドなどなく病院の駐車場と高い壁があるだけ。。

そう!RoshanはDukeを元気づけるためにクリケットの話をでっち上げ実況していたのです。されを悟ったDukeはRoshanを探しますが、周りの医師からRoshanは前の晩に亡くなったことを聞かされます。末期癌で苦しんでいたのは姉のRoshiniではなくRoshan自身だったのですね。。

RoshiniからRoshanの最後の言葉(手紙)を渡されDukeは涙し、今後Roshanのような子を少しでもなくせるようにすると心に誓うのでした。

 

Cast

Bobby Deol as Dr.Duke Chawla

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説明不要!コチラ👇をご覧ください。 

achar.pssamphran.com

2020年はNetflix映画『Class of '83』が公開

未見ですが、批評家のレヴューからBobbyの演技は悪くないが、映画の製作、演出側に問題があり評価はイマイチ。

今回の作品でも相変わらず、Mohnish Behlと二人で終始一昔前の古臭い演技をしてました。しかしそれがいいんですよ。

 

Dwij Yadav as Roshan

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【Nanhe Jaisalmer(2007)】【Heroes(2008)】に続いてBobbyと共演。

前年と比べて随分大きくなりました。 

achar.pssamphran.com

役柄は違いますがNanheと同じような演技をしています。

面白いのは【Nanhe Jaisalmer(2007)】ではBobbyがDwijの後押しをする役でしたが、本作では立場が逆になってますね。

 

Kangana Ranaut as Pooja

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ブログ内でKanganaの作品をレヴューするのは初めてです。

現在ではトップ女優となってますが当時はキャリア4年目の若手。

それでも前年のFashionFilmfare Award for Best Supporting Actressを受賞しているので既に格はあります。*当時ChandhigarhのNeelam Cinemaで初日に見ましたが素晴らしい演技でした。

特別出演枠とはいえなぜこの作品に彼女が出演したのか全く理解ができません。

キャリアが浅いとはいえGangster(2006)、Life in a... Metro(2007)など良質な作品を続けておりここでBobbyと遊んでいる必要はありません。

Shakalaka Boom Boom(2007)*駄作 でBobbyと共演してますのでその縁もあるんですかね?

本作で見せ場はありません。

主人公の恋人役で登場もあっさりDukeを捨てますが、最後に回復したDukeと結婚し子供を持つシーンに登場してます。

全く彼女のような優れた女優が登場する映画ではありませんね。

 

彼女については別作品でもう少し詳しく紹介したいと思いますので今回はここまで。。。

 

Mohnish Behl as Dr. Max

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メインを張ることはありませんが20年以上前からお気に入りの俳優。

母はFILMFARE AWARD女優賞受賞6度(主演5回、助演1回)を誇る大女優Nutan

ということは彼はKajolの従兄妹にあたりMukherjee-Samarth familyのメンバーになります。

出演作は意外に少ない60本程度。。

キャリア序盤は主演作もありましたが徐々にサポートキャストとして活躍していきます。

出世作はSalman Khan / Bhagyashree共演の大ヒット作【Maine Pyar Kiya(1989)】

初めて彼の演技を観たのも同作品でしたが、確かにその後の彼のキャリアを決める演技でした。

Monish Behl=見るからに小悪党で腹黒い、もしくはいい人だけどすぐに死んじゃう

このイメージはMaine Pyar Kiyaからでしょう。

No.029で紹介したRaja Hindustaniは正にその役柄

hirobkk.hatenablog.com

Monish Behlのおすすめ2本

Hum Saath-Saath Hai(1999)

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なんと悪役ではありません。

一家の長男を好演、善人役でも素晴らしい演技ができることを証明し

自信2度目のFilmfare Award for Best Supporting Actorにもノミネートされました。

 

Ek Rishtaa: The Bond of Love(2001)

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豪華キャストを起用したこちらも名作。

映画の中盤まではなかなかいい人役を演じてましたが、

流石にMonish Behl! 後半は得意の悪行三昧で存在感を示します。

 

その他にもNanhe JaisalmerでBobby Deol / Dwij Yadavと共演した俳優さんが何人か出ています。

監督Samir Karnikが同じなんで気に入った俳優さんを使ってるんでしょうね。

なんと5人もいます。

Sharat Saxena 
Vivek Shauq 
Rajesh Vivek 

この3人は常連でいつも通りいい味だしてます。

面白いのはこの2名の女優
Prateeksha Lonkar 
Rushita Singh 

Nanheでは母(Prateeksha Lonkar )、娘(Rushita Singh)を演じてましたが、本作では病院のドクターと研修医?の関係。

 

Music Scene

本作も音楽担当はHimesh Reshammiya

Kubul 


Kubul (Full Video Song) | Vaada Raha | Bobby Deol & Kangana Ranaut

Parthiv GohilとSharmistha Chatterjeeが歌うこの曲は秀逸

撮影はトルコのワールド・ヘリテイジである『エフェス』

公開前のプロモで使われていたのもこの曲。

 

その他の音楽では特に思うとこなし。。。

 

Location

前述したエフェス以外ではインド国内、セットでの撮影と思われる。

 

まとめ

最初のポスターとタイトルを見る限りでは、良質な美男美女主演のラブロマンスを思わせますが、蓋を開けてみれば美女はちょい役、ロマンスは無しNanheと同じくBobbyとDwij二人だけの映画になってます。しかもポスターのBobbyは良すぎます。

 

とにかくなぜKanganaがこの映画に出演しているのか謎ですが、自分のようにBobby Deol / Monish Behlを贔屓にしていない方は見る必要はないでしょう。

 

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-Nanhe Jaisalmer/नन्हे जैसलमेर(2007)-

Bollywood No.031

-Nanhe Jaisalmer/नन्हे जैसलमेर(2007)-

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当時滞在していたChamba(Himarchal Pradesh州)からこの映画を観るため、わざわざバスで3時間もかかるPathankot(Punjab州)まで見に行きました。

Nanhe Jaisalmerとは主人公の名前。

ジャイサルメル(ラジャスタン州)・・・インドを長期旅行するかたにはS級の観光地、知っている方はこの響きだけでシアターに誘いだされてしまいます。 

テキトーに解説

映画はBobby Deolを敬愛する一人の少年の話・・・という信じられないような設定。

これがSalman KhanやAjay Devgan、Sanjay Duttのように男を魅了するスターを当てるならあり得る話ですが。。。。

*Sanjay Duttが肺がんのステージ4で治療に専念するためしばし休業してましたが現在は回復して一安心。。。Irrfan Khan...Rishi Kapoor...Sushant Singh...よありましたのでもう勘弁してくてほしい。。。

 

Jaisalmerに住む少年ガイドのNanhe Jaisalmer(Dwij Yadav)

以前映画の撮影でJaisalmerに来ていたBobby Deol(本人役)と共演(といってもNanheは赤ん坊役として出演)、覚えているのは撮影中 'Kaise ho mere dost?'とBobbyに言われた言葉のみ、Nanheはそれ以来Bobbyの事をDost(友達)と思い込んでます。自宅の部屋にはBobbyの切り抜きやポスターでいっぱい!読み書きのできないNanheは姉の代筆で頻繁にBobbyに手紙を出していた。

 

ある日、撮影でBobbyがJaisalmerにやってくるという、、、NanheはBobbyと再会し撮影中は毎日Bobbyと話ができるという夢のような生活を送るのですが。。。。。

 

夢は夢でした。。。

よく見ると副題はA Dream Come True・・・

 

Cast

Dwij Yadav as Nanhe Jaisalmer

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本作でデビュー

公開当時は8歳。2011年までは映画に出演していたようですがその後は何をしているのか追えませんでした。。。この映画を見たとき、彼はKunal Khemuのような感じになるかなあ?と思ってましたが。。。

なぜか第1作の本作から第3作のVaada Raha(2009)まで全てBobby Deol共演。3作とも劇場で鑑賞しましたが「ん?またでてるぞ!」と思ったもんです。

  

Bobby Deol as Himself

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自分のブログでは今更Bobbyを語るまでもないでしょう。。本作のありえない設定をご機嫌で演じてました。ダンスシーンも相変わらず、自分だけはノリノリとばかりに踊りを披露!やはりこの辺がBobby Deolの魅力でしょう。

インド映画を見てBobby Deolを知っているけどインドに住んだことがない!インド人と映画の話をしたことがない!という方に改めてお伝えしておきます。

こんな子供はいません! 全年齢を通してもBobby Deolが1番のお気に入りという方も聞いたことはありません!

Bobbyについて詳しくはこちらをどうぞ👇

achar.pssamphran.com

しばらく主演がなかったのですが、

2020年8月21日

なんと!主演作が公開されました!

単独主演です!!!

しかも制作はRed Chillies Entertainment(SRKとGauri Khanの会社)

よくわからないのですがよく耳にするNETFLIXで上映したようです。

Class of'83

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その他のキャストでビッグネームはいませんが普段あまり取り上げるスペースがないので今回はこの方を。。。

 

Rajesh Vivek as Dhurjan Singh

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Nanheと一緒に文字の読み書きを勉強する一人。周りの何人かと共にNanheの成長を助ける良き理解者。

大好きな名脇役、特にSwades(2004)の演技が良かった。

惜しくも2016年に心臓発作でお亡くなりになりました。

葬儀にはLagaan(2001),Swades(2004)で監督したAshutosh Gowarikerが参列し、Hemant Pandeyが号泣していたのが印象的でした。

 

Music Scene

担当はHimesh Reshammiya

俳優デヴューも終えのりに乗ってる時、忙しいのはわかりますが若干手抜きを感じます。

半分は自分で歌っておりますが、以前に聞いたことあるような曲を歌っており新鮮さはなし。せっかくJaisalmerとういう素晴らしいロケーションがあるのだからもうすこし雰囲気のある曲を作ってほしかった。。

それではSonu Nigamの歌うNanhe Yaarは秀逸!

Nanhe Yaar


Nanhe Yaar (Full Audio Song) - Nanhe Jaisalmer | Bobby Deol & Dwij Yadav

 

Location

恐らく全編Jaisarmel。

Rajastan州だけで3か月ほど旅行したことがありますが、Jaisarmelには行かなかったんですね。。

しかし今まで映画やTV、写真でJaisarmelの印象はがっちり付いてます。

砂漠のシーンなどはBikaner当たりでも撮れますが恐らく撮影はJaisarmelのみでしょう。。

 

まとめ

半分児童の映画と考えたほうがいいでしょう。。

ストーリーは夢のような話であり、実際Nanheの夢のような体験は妄想でもあります。

Jaisarmelに釣られて見に行った人もいるでしょうが、ロケーションは美しいのでJaisarmel好きな人にはいいでしょう。。

内容だけなら見に行く価値はあまりないかも。。。。

 

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-Raja Hindustani/राजा हिंदुस्तानी(1996)-

Bollywood No.030

-Raja Hindustani(1996)-

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1996年の年間No.1Movie.

興行収入ではNo,2のAGNI SAKSHIを大きく離しブッチギリのNo.1でした。

当時貧乏旅行をしている最中でインドに半年近く滞在してました。運のいいことにこの素晴らしい作品を現地で見ることができたのです。

1度目はCalcutta(当時はまだカルカッタと呼ばれてました⇒KOLKATA/2001~)のElite Cinema。この時の強烈な印象により数か月後にハリヤーナ州のRewaliで2回目の観賞。

 

当時映画館の料金は15Rs程度~

もちろんこれに手が届かない方もインドにはいますが多くの人が見に行ける料金です。

日本のように映画に行くのに少し躊躇してしまうような料金ではありません。

 

カルカッタでは平日の夜に見にいったのですが、仕事終わりの労働者でパンパンで立ち見もでていたと記憶してます。

それまでに何本かはインド映画も見てましたがこの映画ほどヒットした映画をみていません。まさに泣いて笑ってドキドキする、80~90年代のインド映画に必要な要素が全て詰まっているような作品で、改めて映画とは娯楽であると認識させてくれた作品。

また、劇場での興奮からやはりインド映画はインドでインド人とみるべきものだと再確認させられました。

これは今でも変わらない考えではありますが、2000年代中盤以降からのシネコンの登場で映画館のクオリティにより料金/客層の違いがでてきたので一概に言えなくなりました。

 

当時はインターネットなどはないので、街角のティーストールなどで情報を得るのですが、自分の場合はカルカッタNew Market近くLindsay Stにあるサンドウィッチ屋で朝食をとりながら店のオーナーから「何がヒットしてんの?」と聞き出してました。忙しいときは店に置いてある新聞から近隣の映画館情報を調べて見に行ってたんですね。

 

とにかくこの『Raja Hindustani』という映画は自分にとって最も大事なインド映画であり、今でも手持ちのDVDを2年に一回くらい見てます。

前回は女房がマノーラ(タイ南部の伝統舞踊)を舞うため一週間田舎に帰郷しているときに見ました。

 

こういう映画を見るときは事前の準備を万端にしなくてはなりません。

この日のためにMekhongウィスキーの新ボトルを開封!ウィスキーに飲まれるとまずいので水と氷りで薄々にします。つまみはLays海苔塩味。LEONAの食べるものはないですが寄ってきます。。。

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テキトーに解説

ムンバイの大富豪Mr. Sehgal(Suresh Oberoi)の一人娘Aarti(Karisma Kapoor)は、自分の誕生日の旅行に亡くなった母の思い出の地Palankhetという田舎町に行へ。。。

お供には屋敷の使用人であるKamal Singh(Navneet Nishan)Gulab Singh(Veeru Krishnan )が付き添いますが、この二人序盤は全く使い物になりません。

まず空港に到着した一行をタクシーが迎える予定でしたが手配できてない。

町の5スター【Taj Hotel】に行ってみると予約ができておらず。。。確認するとムンバイのTaj Hotelの予約をしているなどなど。。。

 

しかし空港でタクシーを手配できていないことがAartiに運命の出会いをもたらします。

空港の外に泊まって昼寝をしていたタクシードライバーにお供の二人が声を掛けますが相手にされず高額なタクシー代を提示されます。

この時お供の二人はタクシーの後部をみてRaja Hindustani ? プレートナンバル 420? ぷぷっ!』笑います。

これはAarti演じるKarismaの祖父Raj KapoorShree420(1955)で演じた田舎もんの浮浪者Rajにあやかってるんですね。因みにShree420のRajはチャールズ・チャップリン の【The Tramp】に影響を受けたキャラクター。

 

また、420はインドの刑法Section 420/不正行為、詐欺に対する刑法からもじっており タクシー代の高額提示⇒田舎の浮浪者風⇒車の後ろにRaja Hindustani/420とある事で笑われてるんですね。

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そしてお決まりのパターンですがここで都会のお嬢様が登場し声をかけると一発で問題が解決。

空港からPalankhetへ送ってくれる運転手は地元のRaja Hindustani(Aamir Khan).

弟分のRajnikant(Kunal Khemu)を助手席に、主人であるAartiは後部座席。お供の二人は室内乗車を許されず天井の荷台に乗ります。

 

空港からPalankhetへの道はAartiにとってはとても魅力的なドライブとなりここで最初のナンバル『Aaye Ho Meri Zindagi Mein』が流れ映画の雰囲気があがります!

Palankhetではホテルの予約が取れておらず一行はRajaの叔父の家に泊まる事になります。これがきっかけでRajaとAartiの距離が一気に縮まり雨の日の山で二人はキスを。。。このキスシーンはかなり話題になりました、今でも少ないですが90年代のボリウッドでスターのキスシーンはほぼ皆無、しかもここまで濃密なキスシーンなので観客はかなり興奮。さすがにインターネット等もない90年代のインド、劇場内の仕事帰りの男どもは興奮で大騒ぎでした。

 

このキスの後Aartiは我に返り事の重大さを理解します。

結婚前の女性のすることではない!また自分とRajaの身分の違いを考えるとありえない話なのでしょう。

Rajaの叔父宅に戻ったAartiが動揺しているところに

『さーぷらーいず』

とAartiパパが登場。

ムンバイに居る継母Shalini(Archana Puran Singh)からパパはドイツに居ると聞かされていたのでびっくり!Rajaと濃密なキスをした直後だったのでサプライズどころではありません。

そして一行は翌朝の飛行機に乗る為、晩にPalankhetを出発。

インドで富豪の父ですから全て(人のスケジュールも)自分が決めることができます。

有無を言わず夜半にRajaの運転で出発。

途中車の渋滞に出くわし、Rajaの友人であるBalvant Singh(Johnny Lever)より祭りが開かれている為車は動かない!それならば祭りを見に行こう!となります。

ここで祭りの広場で踊るナンバルは1996年最大のヒット曲

『Pardesi Pardesi』

当時インド映画の話を日本の方とすると必ずと言っていいほど「あのいきなり踊りだす!」「ストーリーとは関係なく踊りだす!」と言われてましたが、そういった方には是非見ていただきたい。この曲がなければ成り立たないというほど重要なシーンなのです。

 

この曲の詩も手伝ってめでたくRajaとAartiは抱き合うのですが、これをパパが黙ってみているわけがありません。この抱き合っている間のタメがすばらしく、インドの事をよく知らない自分でさえパパはどうするのかとドキドキしたものです。インド人であるその他観客は自分以上にこの前で身分の低い男と抱き合う娘とパパとの関係にドキドキしたことでしょう。

 

ところが意外とパパは話がわかる。

最初は

『あーるてぃーぃーぃー❕❕』

と鬼の形相でしたが、AartiがRajaへの愛を解くうちにパパは条件を提示。

その条件とは・・・

「Rajaがムンバイに行き、社会の一員となれるように学ぶ」

というものでした。

しかしRajaはこれを拒否。自分にはそんな生活はできるわけがないと思ってるんですね。。

そしてAartiもRajaについて行くことを決心します。

ここでパパも諦めお供の二人を連れてムンバイに帰ろうとしますが、Kamal とGulabはRaja家の人柄を気に入ってしまい二人ともAartiと共に残ることにします。Kamalの方は男ぶってますがBalvant Singhと恋に落ち二人は結婚することに。。。

 

そして時は経ち、パパはやはり娘が気になり妻と一緒にPalankhetへ再訪・・

そして娘夫婦に家をプレゼントします。しかしRajaはこの家に住むことを拒否。Rajaは貧乏であるがために施しを受けることを良しとせず、また我々を受け入れてくれるのであればなぜ自分が家に戻るのを待たずに帰ってしまったのか?と立腹。

Aartiは取り直そうと説明しますが、流石に富豪のやる事を庶民が理解することは難しい。。。

 

この家族の混乱に乗じてAartiの継母は以前からの計画を実行し始めます。

元々この継母は自分の兄、甥のJai(Mohnish Bahl)と組んでSehgalの財産を騙し取ろうと模索していたのです。

継母一味はあらゆる手を使いRajaを陥れ何とか財産を自分たちのものにしようと画策していくのです。。。

RajaとAartiはいろいろな問題を抱え離れ離れになり、継母一味の企みで離婚寸前までいきます。とどめは二人の間にできた赤ちゃんをRajがSehgalの屋敷から誘拐しPalankhetへ連れ帰ってしまいます。

 

継母一味の企みは順調でしたが、簡単にボロがでてしまい二人の離婚を画策したことがSehgalにばれ継母はSehgalに激怒されビンタをくらいます。。

SehgalはAartiを連れPalankhetへ向かいますが、なぜかここに継母の兄と甥がマフィアを連れ登場!

何をしたいのかわかりませんが、とにかくRajを殺し赤ちゃんを奪おうとします。。。こんなことやってSehgalの財産が転がり込んでくるのかわかりませんが・・・

赤ちゃんを連れたRajは追い詰められますが、ここですべてを知ったSehgalがこの争いに登場!

そしてRaj(田舎もんのタクシードライバー)、Sehgal(大富豪)の戦闘素人二人に、恐らくプロであるはずの悪党一味が一網打尽にされてしまいます。。。

 

悪党退治が済んだところで、感動のエンディング、、、RajとAartiは誤解を解きPalankhetで仲間たちと暮らします。。。

 

Cast

Aamir Khan as Raja Hindustani

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 Lagaanで一度登場してますが、さほど触れていません。

achar.pssamphran.com

3 Idiots(2009)の世界的ヒットで日本でも知っている人が増えたと思われます。

3 Idiotsはタイでも人気のインド映画ですが俳優の名前はどうでいいよう、、、タイでAamir Khanを知っている人は少ないです。

続いてPK(2014) , Dangal(2016)もヒットしてすっかり日本でも定着されましたね。

2020年にLaal Singh Chaddhaが控えてますが、コロナの影響で公開は2021年の12月になりそう。。この作品はトム・ハンクス 主演のフォレストガンプがベースになっておりプロットを調べるとインド風にした丸パクリっぽくなりそう。

Aamir Khanはこの手のパターンで大ヒットさせた実績があり、Laal Singh ChaddhaもBlockbusterの匂いがプンプンします。不安材料と言えば2020年のクリスマス公開から2021の4月に公開が延期になることでしょうか。。

 

以前からトップ俳優のなかでは演技に対しての評価は高く、監督/プロデューサーとしての評価も高いです。父と叔父も映画監督なのでもともとこちらの方が興味があるのかもしれませんね。

Aamir Khanも他の俳優陣と同様映画一家。

Khan–Hussain family

一家はほとんど監督/プロデューサーですが、

現役の俳優では

Aditi Rao Hydari(2番目の奥さんKiran Raoの姪)

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*美人で華もありますが、キャリアのほとんどはサポーティングキャスト。最近は少し日の目をみてきました。。

 

Imran Khan(甥)

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*2015年を最後に俳優業はしておらず、インタビューでは監督/プロデュースの仕事に興味があり、現時点では俳優業に戻る気はなさそう。。。彼の演技は気に入ってたのでちょっと残念です。。。叔父のAamirと同様ダンスはあまりうまくない。。

 

Aamir Khanは"Mr. Perfectionist" と呼ばれ、脚本選びなどもかなり慎重に選びます。演技の入り込みも相当なものから出演は年間1本ペース。個人的にはちょっと力みすぎじゃないか?と思わせる作品があります、特に2008年Ghajini以降。。

3 Idiots(2009) , Dhoom3(2013) , PK(2014)では独特なキャラクターを演じており現在Ranbir Kapoorがこの路線に入り込んでます。。。

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Aamir Khanの3本

日本で公開されているメジャー作品

3 Idiots(2009)
Dhoom 3(2013)
PK(2014)
Dangal(2016)

等は除外。

 

Dil(1990)

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Aamir Khan初期の名作、当時絶頂期にあったMadhuri Dixitとの共演。

 

Taare Zameen Par(2007)

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監督/プロデューサーも兼務

Aamir Khanの出番はintermission後でしたが存在感は十分。

主演のDarsheel Safary君(演技当時8歳)には度肝を抜かれました。

素晴らしい作品であり、女房の友人のタイ人に勧めたところ絶賛してました。

 

Ghajini(2009)

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前述しましたがAamir Khan渾身の一作、力んでます!

当時インドにおりGhajiniを見るためにRishikeshの友人宅に移ってましたが、Rishikesh唯一の映画館Rama Theaterが1週間全く入れず。。。地元の友人曰くこんなことはKabhi Khushi Kabhie Gham以来だったそう。。なんせスタッフへの賄賂も通じませんでした。。事前のプロモーションがうまくいったのでしょう、自分も公開前にサントラCD買っちゃいました。

アメリカ映画Memento(2000)のパクリ/Ghajini(2005/Tamil)のパクリですが、文句なし素晴らしい作品。

当時Rishikeshで出会ったヨガ生徒の日本人や欧米人にすすめました。彼らはヨガをするために来ているのであってボリウッド映画のことなど興味はありません。最初は拒否してましたが「あんたらMementoで泣けるかね?Ghajiniは泣くよ!」の殺し文句で何人かは自分と別れた後に見に行きました。その後メールなんかもらったのですが皆さん泣いてましたよ。。。

 

他にも素晴らしい作品に出演しており特に

2005-2009にかけては怒涛の名作6連発!

2005
Mangal Pandey: The Rising
2006
Rang De Basanti
Fanaa
2007
Taare Zameen Par
2008
Ghajini
2009
3 Idiots

彼の作品は毎年年末クリスマスシーズンに公開され、Eidのサルマン出演作と合わせて1年の目玉になってました。

 

 

Karisma Kapoor as Aarti Sehgal Hindustani

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運のいいことにRewari(ハリヤーナー州)でこの映画を見た後にJaipur(ラージャスターン州)で彼女を見ることができました。この年インドのNo.1女優とあって人だかりがすごかったです。

 映画一族Kapoor家の第4世代、先日tributeしたRishi Kapoorは彼女の叔父にあたります。

achar.pssamphran.com

最初にスクリーンを通してみたときは「なんだこの目のでかい神秘的な美女は!?」と衝撃的でした。劇中の演技は今思えば特に素晴らしいものでもないですが、これぞKarisma Kapoorという演技。

完全にはまり役でしたね。 

 

Karisma Kapoorのおすすめ3本

現在2度目の引退中、過去の出演作を見ても日本にいる方が彼女を観ることはほとんどありません。Raja Hindustaniを見てKarismaに興味を持った方は是非下記を参考に追っかけてみてください。

Zubeidaa(2001)

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KarismaがFilmfare Critics Award for Best Actressを受賞した名作。

文句なし!彼女のベスト演技でしょう。

マハラジャの衰退などを描いた興味深いストーリー。。。

 

Shakti: The Power(2002)

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SRK、Nana Patekar共演

NanaPatekarのキレた演技が強烈!

 

Sapoot(1996)

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おまけに近いですが、これもインドのカルカッタで実際に劇場で鑑賞。

当時のスター4人が共演(Akshay Kumar / Suniel Shetty / Sonali Bendre / Karisma Kapoor)とあって盛り上がりました。

音楽はA級ですが、悪党をすべて倒してエンディングと終わりと思いきやその後わざわざヒロインのSonali Bendreを崖から落としてしまうというツッコミどころ満載のアクション映画。

  

Suresh Oberoi as Mr. Sehgal

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Soldierに続いての紹介

achar.pssamphran.com

今作はもう少し重要な役です。

アクションもこなし、娘とRajaの突拍子もない

行動に常時理解を示そうとする父を熱演!

 

Johnny Lever as Balvant Singh

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 ボリウッド史上屈指のコメディアン

This is Johnny Levelという演技を連発!サイコーの演技をしていました。

 

その他気になるとこ。。。

Mohnish Bahl・・・継母一味でAartiの従兄妹になります。好きなサポートキャストの一人、キャリア序盤は今回同様悪役が多く、キャリアを通じても悪役か良い人役ででてすぐ殺されてしまうかどちらかです。母は往年の大女優Nutan。

Farida Jalal・・・Rajuの叔母役。いつも通りの安定したお母さんをそつなくこなしてます。

後は無名時代のRazak Khanがムンバイのタクシードライバー役でちょこっと出演してます。

 

そしてもう一人大事な人を忘れてました。

Kunal Khemu as Rajnikant

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公開時13歳

表現力、ダンスがすばらしく存在感があります。

出身は珍しくJammu and Kashmir州Srinagar生まれ

1998-2005年の間キャリアをストップさせてましたが(学業の為でしょうか?)

子役である程度の本数をこなした俳優としては珍しく未だにキャリアを続けております。復帰作の「Kalyug(2005)」は良かったのですが、その後はコメディ映画中心でマルチキャストの一人として活躍。彼にとって大きかったのはGolmaalシリーズに起用されたことでしょう(Golmaal3から登場)。

2014年に"HAIRCUT"というなかなか面白いショートムービーに出演しましたが、大した仕事はしてません。

www.youtube.com

 

そして2015年にはSoha Ali Khanと結婚!

これが何を意味するかと言うと、この結婚によって彼はPataudi familyの一員となりました。日本的に例えれば江戸時代の藩主のファミリーになったようなもんです。

現在Pataudiのナワーブ(藩王)はもちろんSoha Aliの兄Saif Ali Khan

詳しくは下記をどうぞ👇

achar.pssamphran.com

今後の活躍に期待。。。 

 

Music Scene

音楽はNadeem Saifi &Shravan Rathod のDuo.。1990年代から2000年代序盤にかけてのトップ音楽プロデューサー。

サウンドトラックはこの映画のメインの一つと言えるでしょう!ストーリーとの絡みといい、歌詞といい全てが素晴らしい!

オープニングで一曲流れますがストーリー上の一曲目

Aaye Ho Meri Zindagi Mein


Aaye Ho Meri Zindagi Mein (Male) | Aamir, Karisma | Udit Narayan | Raja Hindustani | 90's Hit

Udit Narayanの歌うこのナンバルは、私的ボリウッド映画音楽史上最も好きな曲の一つです。彼はこの曲でScreen Awardsを受賞!

序盤、空港からAarti一行を乗せPalankhetへ向かう途中で流れます。

Rajaは都会の娘Aartiに気を使いカーステレオで英語の曲をかけますが、Aartiのお気に召さず。。続いてインドのダンスミュージックをかけますがこれもダメ。。。次に感じのいいハミングがAartiに聞こえてきますがすぐに止まってしまうます。ここでAartiは「いい感じなのになぜ止めるのか?」と・・・

RajaとRajnikantは笑いながら「だって俺がうたったんだもん!」

そしてAartiのリクエストに応え曲が流れます。

周りの風景も相まってこの曲のクオリティをあげており・・・

とにかく素晴らしい曲です。

 

Pardesi Pardesi

www.youtube.com

この映画のメインとなる曲。

Udit Narayanはこの曲ではFilmfare Awardsを受賞。

パパとともにムンバイへ帰る途中の祭りで挿入されます。

Rajaの心情と歌詞がマッチして切ないものになってます。この曲がなければこの映画は成り立たないくらい重要な曲。

当時、インドをあちこち歩いてましたがこの曲を聞かない日は恐らくなかったでしょう。どこに行っても必ず耳にした記憶があります。

この時の自分はAjmerの音楽家が作ったインドの楽器サーランギー(Pardesi Pardesiの中で使用されてます)っぽいものを購入して持ち歩いてました。Ajmerに近いPushkarにしばらく滞在して毎日この曲だけを練習してたのですが、偶然通りかかったイタリア人が「♪♪Pardesi Pardesi Jana Nahi~♪♪」

ハモリ始めたので「君もRaja Hindustani見たのか?」と聞いたら

「なんだそれ?そんなもん知らんけどお前の弾いている曲は毎日聞くから覚えちゃったよ!」

・・・とにかくインド全土?でかかりまくってたんです。

そして2007年頃ですがRishikeshにいたとき現地で買ったバンスリのおもちゃで曲を弾いていたら名前を忘れましたがババの一人が全力で

「♪♪Pardesi Pardesi Jana Nahi~♪♪」

と始めます。軽く付き合っていたのですが、そのうち毎日やろう!(ババは暇なのです)となって毎日1時間くらいやってたのですが自分は音楽家ではないので途中で間違えたりするんですね。。。そうすると「ちが~あう 💢」と怒るのです。

こんなのに付き合っていたので流石に未だに問題なく弾けます。

 

そして忘れてはいけない!

特筆すべきはこの曲に出てくる二人のジプシーダンサー!

このダンサーがとにかくサイコーなんです。

しかも二人とも古典舞踊の演者ではなく女優さんなんですね。

Kalpana Iyer

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モデルとしてキャリアをスタートし1978年のMissWorldではTop15に入ってます。

とにかくすごい存在感で曲の雰囲気を盛り上げます。

Pratibha Sinha

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2000年にキャリアをストップしており女優としては成功しなかったようです。

ですが曲のなかでの表現力は素晴らしく彼女なくては成り立ちません。

お母さんは往年の名女優Mala Sinha。

 

Location

Ooty(Tamil Nadu)
Panchgani(Maharashtra)
Mandya/Mysore(Karnataka)

とほとんどが南インドでの撮影のようです。

ウッタラカンド州のRanikhetでも撮影されたようなことを聞いたことがありますがちょっと怪しいところです。。。

 

まとめ

この映画は自分のボリウッドキャリアにおいて最も重要な映画であり、まだまだ書きたりません。

今回久しぶりの観賞だったためか不覚にも最後でほろっと涙してしまいました。

冒頭に【インド映画に必要な要素が全て詰まっているような作品】と書きましたが、その理由は

  • 家族愛・・・大富豪Mr.Sehgalの娘Aartiへの一途な愛情、さすがに許されんだろう!と思わせることを幾度となくされながらひたすら娘を愛し最後には悪党との格闘もします。悪役イメージの強いSuresh Oberoiですが、本作はすばらしい配役でしたね。
  • 恋愛・・・いうまでもなくRajaとAarti。本来であれば最悪の組み合わせ(女性より男性の身分が低い)でありますが、この時期はこのパターンが結構受けており本作もここを取り入れたのもプラスのなりました。
  • アクション・・・一応最後にあります。。。継母一味 vs Raja+Mr.Sehgal、相手はプロのはずですがRaja組の圧勝。とにかく甥のJaiが酷すぎた。。。悪党がここまで弱いと本来成り立ちませんが、アクション映画ではないので。。。
  • 音楽/ダンスシーン・・・前述しましたが文句なし!音楽は秀逸です。

とこれだけの材料が全てそろった作品を当時のインドで2回も見れたことが本当に幸運でした。

その時のイメージが残っているから今DVDで見ても楽しめるんでしょうね。。

 

因みにソフトはDVDとVCD(3枚組)

最初にVCDを買うときまさかDVDみたいなもんがでる時代が来ると思わなかったんですね。。

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