Bollywood No.033
Ghajini / गजनी (2008)
-DVD鑑賞-
久しぶりの観賞、たぶん7~8年ぶりでしょう。
100カロールクラブ(インド国内での興行収入純利益100億ルピー)を達成した最初の作品、もちろん2008年のNo.1 HIT !
公開当時はインド北部のHarsilに滞在。
雪で道路が通行禁止になる前に例年通りRishikeshの友人宅に12月の頭から滞在していたところ、その年の12月25日公開の本作のプロモーションが派手に行われていたのです。(宣伝費は当時では過去最高額を費やしてます)
テレビや広告などで一日に何度もGhajiniのプロモーションを目にしており、公開前には映画のサウンドトラックなども買ってしまってました。
もちろん友人とは公開初日にRishikeshの町にあるRamaシアターで観よう!なんて言い合ってたのですが。。。。
Rishikesh生まれで生粋のRishikesh人である友人があらゆる手を使っても最初の週のチケットが手に入らないのです。
友人の記憶によるとこんな事は【Kabhi Khushi Kabhie Gham...(2000)】以来とのこと。
そして公開2週目に何とか見ることができたGhajini、宣伝の大きさに引けをとらない素晴らしい作品でした。
テキトーに解説
まずこの作品ですが、ハリウッド映画【Memento(2000)】からインスパイアされて作ったタミル映画【Ghajini(2005)】のリメイク。
タミル版の関係者から版権の問題で公開までごちゃごちゃありました。そもそも監督、脚本、メインキャストの一部が同じであり何をそんなに揉めるのか?と思いましたが、なんで今更著作権がどうだこうだ!ともめるのだろう、、、最終的に予定通り公開されたのでお金で解決したんでしょう。。。
この物語は医学生のSunita(Jiah Khan)が大学のケース・スタディのリストにあった一人の男に目をつけるとこから始まる。
その男の名はSanjay Singhania(Aamir Khan)、症状はAnterograde amnesia(日本語で前向性健忘症というらしいです)で短い時間(15分)しか記憶が保存されないという症状。
Sunitaのグループは彼を対象に研究を申し出るも教授には却下をされてしまう。
Sanjayは恋人を殺された復讐をすべくGhajiniという名を追い求めていた。
記憶が15分しか続かないため、必要時にはポラロイドカメラで撮った人物がだれなのかメモをした写真を身に着けており、自宅には復讐についてのあらゆるデータやメッセージを残していた。特に重要なことは自ら体に彫ってレコードを残していたので冒頭の画像のような体になる。
この辺まではオリジナルである【Memento】と同じような流れ。。
ある時、SanjayはGhajiniの部下を殺した後に現場に残してしまった路線バスのチケットから警察に自宅をつかまれてしまう。
そしてなぜかここに一人で乗り込むインスペクターArjun(Riyaz Khan)。。
不意を突き部屋にいたSanjayを確保、その後異様な雰囲気の室内をビビりながら捜索するうちに『Air Voice 2005』と書かれた日記を発見。
すでに突っ込みどころ満載の状況ではあるが、なかなか緊迫した流れできており突っ込まず。
そしてArjunはこの日記を読み始め回想シーンに入ります。。
Sanjayは携帯電話の大手Air Voiceの社長であった。
ひょんなことから女優志望のKalpana(Asin)に「私はAir Voiceの社長Sanjay Singhaniaのガールフレンド!」だと嘘のニュースを流され、そのクレームをつけるためにSanjayはKalpanaを訪ねる。しかしその場では自分の身分を明かすことができず、逆に元気で明るく優しい女性であるKalpanaに惹かれていってしまう。
結果、正体を明かすことができず俳優志望のSachinだとごまかすことになる。
この後も付き合いを続けるうちに惹かれあう二人、、、Sanjyaは2005年の大みそかのパーティの帰りにKalpanaに告白をするがKalpanaは1日待ってほしいとバスを降りる。。
Sanjayはこの時、Kalpanaの返事がOKなら身分を明かすがNOの場合は身分を明かさずそのまま消えようとしていた。。。
ここで2005年の日記が終わってしまいインスペクターArjunはその後が気になり半分気を失っているSanjyaのほほをひっぱたき「オイ!日記の続きはどこにある!?出しやがれ!」と問い詰めます。・・・インスペクターなんだから日記の続きより先にやることがあるだろう?とここでも激しく突っ込むことができます。
引き続き家探しをした挙句2006年の日記を見つけたところSanjayが覚醒しArjunは逆襲を受け捕獲されてしまいます。
ここから場面は現在に。。。
SanjayはGhajiniが製薬会社を経営しており、ある日 大学で講演をする情報を得る。その大学はSunitaの通う大学でありそこでSunitaはSanjayと再会をする(SunitaはすでにSanjayと出会っており自身の写真に"Friend"とメモをして持っていた)。SanjayはSunitaに声を掛けられるも「誰だこの子は?」といった表情、Sunitaもさっさと写真を見せればいいのに!と思っていたがこの辺はまだ経験が浅いのかすぐには出せずなんとも中途半端なやり取りなってしまう。
講演がはじまりここでついにSanjayはGhajini(Pradeep Rawat)の写真を入手。
すぐに行動に移すもここではGhajiniと間違えて側近の一人を倒すのみとなる。
ますますSanjayに興味をもったSunitaはSanjayの住居を突き止め無断で住居へ侵入、そこでSanjayはGhajiniを殺そうとしていることを知り、またとらわれていたArjunを偶然発見。ここでタイミング悪くSanjayが戻ってくるのだが、なぜかArjunが逃走!・・・あんた警官でしょう?相手が強いからってマンションから出てもひたすら逃走を続けるのはなんなんだろう?
結果Arjunは逃走中に車に衝突して死んでしまう。
ここからは細かいところでストーリーのテンポがあがります。一応すこしは大事なところなので目は話せません。
- SunitaはGhajiniに命を狙われてることを忠告⇒しかしこの電話はGhajini宅に侵入していたSanjayに聞かれてしまう。
- そこでSanjayはSunitaもターゲットに⇒Sanjay大学の女子寮に侵入も閉じ込められ警察に連行される。
落ち着いたSunitaはSanjay宅より日記も持ち出してきたことを思い出します。まず2005年の日記を読み終えたのち2006年の日記なりここからはまた回想シーンへ。
冒頭でこの作品のメインになる音楽である"Guzaarish"が流れます。
確かこれがインターミッション明けだったと思いますが、この曲により後半の入りが落ち着きます。
場面は2006年1月1日
Kalpanaのプロポーズの返事をもらう日であったがあっさりOK!
喜ぶSanjayだがKalpanaはすぐには結婚できないという。。
お父さんの影響でアンバサダーを3台買うまでは結婚しないと決めているらしい。。
※アンバサダー⇒Hindustan Ambassador---インドに行った頃、インドのタクシーといえばコレ。
2000年代半ばころまでにインドに行ってる方はTAXIといえばアンバサダーでしょう。
後半になるとほぼTATA車になっておりほとんどアンバサダーはみなくなりました。
インドの一般庶民がこれを3台なのでかなりの事です。実際Kalpanaはこの後持っている金などをすべて売りアンバサダーの1台目を手に入れます。
結婚が先に延びることでSanjayは身分を明かすのはまたまた控えてしまいます。
この後、Sanjayは出張でロンドンに行くのですがその時も「田舎の母が具合が悪く検査をしなければならない」と説明していきます。
ロンドンへ出発の日、Sanjayを呼び出すKalpana。
ここで突如大金を差し出し「お母さんの治療費に使って!」と。。。
Kalpanaは買ったばかりのアンバサダーを売ってお金を作っていたのです。
たまらない表情のSanjay。。。何もしゃべれず。。
そしてSanjayはロンドン行きの飛行機の中で記したここまでのストーリーで日記は終わってます。期日は2006年6月21日-
ここで現在に戻ります。
警察に連れていかれたSanjayですがAir Voiceの幹部により釈放されることになりました。しかし体のタトゥーなどから警察はGhajiniに連絡を入れてしまいます。
Ghajiniは警察に友人であると嘘をつき、意識のないまま自宅に移されたSanjayを襲います。この時、体の情報(Ghajiniの名前、側近の住所、電話番号など)、部屋の写真などすべて消去し部屋を去るのですが、人の命を奪うことをなんともも思っていないGhajiniはSanjayを殺さずに引き上げるのです。後で後悔することになるのですが。。。。
一方Sunitaは日記の続きが気になり、Kalpanaが女優業をしていた制作会社のボス(Tinnu Anand)に会い当時の状況を聞いたりするなど情報を集めていました。そして古い記事からある事件を発見。
当時Sanjayを見送ったKalpanaも仕事でGoaへ移動していました。その時、人身売買の一味が25人の子供を移送するところにでくわし、幸運もあり人身売買グループを一網打尽にしたことでKalpanaは一躍有名に・・・しかしビジネスを邪魔された人身売買のバイヤーはKalpanaに制裁を与えるべくKalpanaの部屋を襲います、そこに現れたのはGhajini!
そう!この人身売買のバイヤーはGhajiniの裏の顔なのです。
タイミングよく帰国したSanjayがKalpanaを訪ねるもすでに遅くKalpanaは殺され、Sanjayも障害の元となる負傷を負います。
全てを知ったSunitaは再度病院に保護されているSanjayを訪ねすべてを話、Sanjayの復讐に力を貸すようになるのですが、このあたりのつなぎはちょっと雑に感じますね。
Sunitaの協力を得たSanjayはGhajiniの側近達を超人的な強さで片付け、ピンチを迎えながらも最後はGhajiniに復讐をします。
そして時は流れ。。。
場所はKALPANA HOME FOR ORPHANS(カルパナの孤児院)。
髪も伸び穏やかな表情で孤児たちと過ごしているSanjayをSunitaがプレゼントを持って訪ねます。。。
そのプレゼントとは、
Kalpanaの新居にSanjayが初めて入るときに二人で作ったFootprint。
何も覚えていないSanjayですが、指で足形をなぞり懐かしさを思い出すような表情・・・ここでShreya Ghoshalのコーラスが入りでエンディング・・・・
やはり最後のエンディングでShreya Ghoshalが入るあたりはグッときます。さすがに今は耐えられますが劇場では恥ずかしながら涙してしまいました。
この映画に泣けるとこってここだけなんですよね!Kalpanaが殺されるシーンなども特に泣けるシーンではありませんので。。
Cast
Aamir Khan as Sanjay Singhania
久しぶりにバリバリ体を張った演技。
2006年からトレーナーをつけて見事な肉体を仕上げました。
そもそもこの映画、彼がオリジナルのGhajiniを見て自ら演じるために始めました。当初は監督もやる気だったようですが最終的にはオリジナルと同じA. R. Murugadossがメガホンをとってます。
演技つくりでは肉体の他、オリジナル版でSanjayを演じたSuriyaのサポートもあり撮影に入ります。
個人的な印象ですが、復讐バージョンのSanjayになった時が力み過ぎです。障害の影響ととらえることもできますが、ここまで行くとコメディです。それ以外の演技はほぼ完ぺき!
ラストシーンでKalpanaと見つめあう表情などは本当に素晴らしい。
この辺のシーンはオリジナルにAamir自身が脚本に加筆して作られた部分。
2009年のFilmfare AwardではBest Actorにノミネートされますが、歴史大作Jodhaa AkbarのHrithik Roshanに持っていかれます。
ヒット率100%!Aamir Khanのクリスマスリリース
ここ10年のボリウッドシーンではSalman KhanのEid公開と並んでAamir Khanのクリスマスリリースが期待されてます。SalmanのEid映画はほぼヒット間違いなしではありますがTUBELIGHT(2017)では外してしまいました。
しかしAamirのクリスマスには外れはありません!
今更おススメもないのでAamir Khanのクリスマス映画を紹介。
【Taare Zameen Par(2007) 】
文句ないですね!
個人的にはこのリストではベストの作品。
Aamirはセルフプロデュースに監督も兼任しました。
【3 Idiots(2009)】
日本でも一般公開されたメージャー作品。
因みにタイでも人気のある作品でインド映画と言えばこの作品をイメージする人も多いです。
【Dhoom3(2013)】
シリーズ第3作、すでに主演よりゲストのヒール役の方が目玉になってます。
【PK(2014)】
3idiotsに続きRajkumar Hirani監督と組みます。
これもタイで評判になった作品。
【Dangal(2016)】
このリストの中で唯一劇場で見てません。
タイのケーブルテレビでたまたまやっていたのを見ることが出きました。
他の作品と比べるとAamirが演じなくてもよさそうないわゆるAamir Khanモノの作品ではありませんが、これも素晴らしい作品です。
もちろんこの中には2008年のGhajiniも含まれますが、インパクトはGhajiniが一番でしたね。
因みに当時自分のヘアスタイルは劇場公開前からGhajiniカットにしてました。
CDを先に持って聞きまくっていたのと(わざわざポータブルのCDプレイヤーも購入)、プロモーションの影響も受けまくっており、ダルハウジー通りの床屋に頼んで刈ってもらったのです。
期待の次回作は
【Laal Singh Chaddha(2021)】
本来2020年のクリスマス公開でしたが、コロナで延期。
共演はKareena Kapoor Khan , クレジットにSalmanとSRKの名がありこれは注目!
Asin as Kalpana Shetty
南インド映画をほとんど見ないので(嫌いなわけではない)、本作まで全く知りませんでした。
ケララ州のKochi出身なのでマラヤーラム語の女優さんということになります。
彼女のキャリヤでタミル、テルグ、ヒンディー語など多言語の作品の出演してますが、全ての映画を吹き替え無しでこなします。これはインドの女優ではAsinの他に一人しかいないそうです。
2001年に映画デビューし、2003年頃には既に女優として成功をおさめており数々の賞も受賞済。
そして2005年にオリジナルのGhajiniに同じKalpana役で出演。
2008年Ghajiniでの彼女の演技は素晴らしく、出演者の中でもベストに近いと思うのですが、すでにKalpanaを演じていたのでマージンはありましたね。
彼女の演じるKalpanaは実に魅力的な女性でありこんな女性に出会ったら間違いなく惚れてしまうでしょう。
2008年以降はボリウッドに舞台を移します、しばらくは早いペースで出演してましたがGhajiniのKalpanaを超えることはありませんでしたね。
何故かボリウッドに来てからはマルチキャスト作品やコメディへの出演が多くあまり彼女の魅力が出ていなかったよう思えます。
しいて言えば【London Dreams(2009)】は存在感はありましたがその他はほとんど記憶にありません。彼女はボリウッドで7作に出演してますが、そのうち6作は劇場で見てるのですが・・・
【London Dreams(2009)】
Kashmir州のKatraで観賞。
都合が合わないのでスキップしようとしていた作品ですが、Vaishno Deviに行く前に1日だけ時間がありました。まさかこんなところ(Katraは山岳地)に映画館があるとは思いませんでしたので時間潰しに良かった。。
Salman KhanとAjay Devganの映画ですがAsinも重要な役を演じてます。
興行的には大きくズッコケてます、恐らくこの手のロックバンド物では前年の【Rock On!!(2008)】という優れた作品があり比べてしまう所があったのかもしれません。自分はそうでした。。
そして2015年結婚を機に女優業を完全に引退。
Pradeep Rawat as Ghajini Dharmatma
主にテルグ映画、ヒンディー映画で活躍する名悪役!
本作でもとにかく悪い!
顔つきからやってることから何から何まで悪どくてズルいのです。
2005年オリジナルGhajiniでも役名は違います(Ram and Lakshmanの一人二役でどっちも悪い)が同じ役を演じてます。
もう救いどころがなく真っ黒なんですね。
この時は悪役ではありませんでしたが顔はこわもてでしたね。
2009年頃でしたか彼が奥さんと子供を連れてるところをTVで見たことがありますが、本当に同じ人物か?と思うほどやさしい表情をしてました。
この辺がプロのベテラン俳優の実力なんだなあ~と再認識した瞬間です。
ボリウッドでは2015年を最後に出演してませんが南インドではまだまだ活躍してますのでまたボリウッド映画に出演してほしい俳優の一人です。
Jiah Khan as Sunita
本作がデヴュー2作目。
ニューヨーク生まれでロンドンで教育を受けたNRI。
演技をするためにムンバイに移住し2007年にNishabdでデヴュー。映画はコケましたが彼女の演技はまずまず、そして本作の抜擢。きっちりトレーニングをしており演技はしっかりしてますが、映画のヒロインとしては無理だと感じてました。うまく説明できませんが、なにかひっかかる部分がちょくちょくあるんですね、悪い言い方をすれば鼻につくというのかどうも受け入れられないのです。
その後、撮影中の作品を途中で降板させられるなどあり3作目はHousefull(2010)まであくことになります。Housefullの演技は凄い良かったです、堅物のAkshay Kumarをだまして誘惑する役柄ですが彼女の雰囲気に合っておりこの路線で行かせるのでは?と思いました。
この辺から自分は映画を観るだけでボリウッドのニュースからは離れていたのですが2013年に突如Jiah Khanの自殺を目にします。
その時のニュースでは演技や映画界の立ち位置によるストレスのような内容だったと思いますが、検死をしていくうちに首吊り自殺に見せかけた他殺ではないかといったニュースになってます。現在元同棲していた俳優が疑われており未だ完全に解決しておりません。
Music Scene
前述してますが、本作は宣伝費を異常にかけており公開前から挿入歌は聞きまくっており、併せてCDでも毎日のように聞いていたので2,3曲は普通に歌えてましたね。
音楽はレジェンド A. R. Rahman
プロモーションで一番かかっていた曲、これが主題歌と言っていいでしょう。
Guzaarish
ナミビアの砂漠を舞台にJaved Aliの雰囲気のいい歌声が響きます、Sonu Nigamも参加してますが出だしのハミングのみ担当。彼ぐらいになるとこれだけでも価値がありますね。
この曲は後半の出だしで2006年の日記の入る直前にかかります。
次によく耳にしたのはちょっとヒップホップ調のダンス曲 "Behka"ですが、あまり映画の雰囲気に合っているとはいえず今一つ。
KAISE MUJHE
この曲は作中の大事な場面で2度使われている。
最初は回想シーンで2006年の日記の最後で流れる。。
歌はBenny Dayal、聞いたことないと思っていたらボリウッドでプレイバックシンガーを務めるのは2008年が最初。南インドで主に活動してましたが現在はインド全土を通じてトップクラスのシンガー。
Ghajiniを観て泣いたという方は必ずここで落ちます。
自分もしばらくはこのシーンだけで泣けました。
二人の見つめあう場面にShreya Ghoshal のコーラスが入ってくるとグッとエモーションもかきたてられます。本作はラブストーリーでもありますが大半はバイオレンスな復讐劇です。それを後味の良さにしているのはこれにつきます。
Location
本編のほとんどはムンバイで撮影。
最後のGhajiniの居住地域はハイデラバードのオールドタウン。
その他挿入歌でケープタウンやナミビア、ドバイなどで撮影されてます。
まとめ
南インド映画のリメイクということもあってボリウッドの批評家やファンからは否定的な意見も多かったようです。古いタイプの映画を作っているといった批判があるようですが、そもそもそのような意見をする人たちの中には
ボリウッド>南インド映画
といった図式があるようです。確かに世界レベルで見ればボリウッドがインドぼ代表的なとこはあると思いますが・・・
しかし普段南インドを観ない自分がたまにみても南インドのアクションシーンはとても魅力があり演じる俳優はかっこよく、女優さんたちは美しい。
結局、映画とは娯楽であるものなので集客数や一般の観客の反応が答えてくれてますね。自分の周りのインド人や映画館にいた人たちも、興奮し涙するひとが大勢いたのです。
オリジナルのGhajiniは流してみただけできっちりは見ていないのですが、ストーリーは同じようでもその作品の臭いみたいなものは違うように感じました。
いくら批評家が2008年のGhajiniは南インド映画によせてあり古臭いといってもやはりボリウッド映画としてのGhajiniになっておりオリジナルとは違うと感じます。
最初に観賞してからおよそ13年経ちましたが、相変わらず面白くラストシーンではウルっとさせられます。
正直、言葉がわからなくても楽しめる部類の作品だと思いますので興味のある方は是非見ていただきたい作品です。